サクセスボイス

2017年度 喜びの声【国公立大学】

東京大学 文科二類

佐藤 凜さん盛岡第一高卒

東大に合格できて本当に嬉しく思います。

今この一年を振り返ってみると、長いようで短く、それでも充実した日々を過ごすことができました。成績が思うように伸びず、不安や焦りを感じたときもありましたが、親身になって相談にのってくれる先生方や、一緒に勉強をする友人、そして勉強の環境を整えてくれた家族のおかげで、一年間勉強に専念することができました。本当にありがとうございました。

この一年は僕にとってとても有意義なものとなりました。

まず1つ目は自分の勉強スタイルを確立することができたことです。現役の頃はただがむしゃらに勉強するだけでしたが、今年の3月~5月にかけて勉強法に関する本をたくさん読んで、自分に合った勉強のしかたを模索しました。その結果、勉強の量や質の向上につながりました。これは大学やその後の将来でも応用できるものと思われます。

2つ目は自己管理能力が高まったことです。浪人生は比較的自由な時間が多い反面、自己責任で過ごさなければならないという特徴があります。そこで僕は手帳を買い、手帳に1日の勉強時間、24Hの使い方、1日の勉強内容を書き込み、さらに週間、月間、年間へto doリストや目標も作りました。こうすることで浪人という一年を俯瞰し、大局的な視点からやるべきことを見出し、適切な選択ができたと思います。

3つ目は「本当の理解」というものがどういうことかわかったことです。ある本の中で「一言で言えないのは分かっていない証拠」と書いてありました。現役のころはこの言葉についてよくわかりませんでしたが、浪人して勉強の理解が深まると、この筆者は何を言いたかったのかがわかるようになりました。例えば東大日本史は語句を暗記しただけでは全く歯が立ちません。なぜなら知識ではなく論理を問われることが多いからです。ですから、僕は教科書を読むとき、ただ字面を目で追うだけでなく、「つまりこの出来事はどう意義があったのか」や「要するにこの人は何をしたかったのだろうか」など、その本質となる部分を見つけようとしました。もちろんこれは歴史に限らず、国・数・英など、どの科目にも応用できます。「なぜこの文に注目したのか」「なぜこの解法を思い付いたのか」「なぜこの文法を使うのか」・・・などなど。したがって「本当の理解」とは一言で言うならば「一言で言えるかどうか」が判断基準になるのだと考えるようになりました。

このようにこの浪人の一年は決して無駄にはならず、むしろ非常に価値あるものとなりました。繰り返しになりますが、この一年を充実して過ごせたのは、先生や友人・家族などたくさんの方々に支えてもらったからです。本当に感謝しています。

浪人して本当に良かったです。

受験では運とメンタルが大事です。運を呼びよせるほどの勉強量と日頃の行いが大切です。また、どんなに成績が悪くても「○○大学に合格する」という目標をもち続けてがんばれば必ず夢は叶うと思います。

2017年度 喜びの声【国公立大学】

東京大学 文科三類

佐々木裕二郎 さん盛岡第一高卒

自分一人の力では東京大学合格という結果を得ることはできなかったと思います。東大の事など考えたこともなかった自分を導いてくださった高校の先生方、また中ゼミの先生方にやっと合格という形で一つ恩を返せたかなと思います。

今と去年の4月の自分とを比べてみて変わったと思えることは、自力で生きていく力が付いたということです。もちろん、これからも周りの方々の支えは必要なのですが、どんな状況におかれても、自分で考え、目の前の物事に尽力すれば必ず道は開けると思っています。

今、自分の中で一番思っていることは、大学が全てではないということです。これは合格したからこそ言えることかもしれませんが、本心です。合否は、一度きりの入試で合格最低点を上回ったか、下回ったかに過ぎません。それまで自分が積み上げてきたものは変わりませんし、今後の学びは自分次第で良いものにもそうでないものにもなると思います。「勝った時には謙虚さを、負けたときには潔さを学べば良い~マイケル・チャン~」というのが自分の好きな言葉なのですが、結果は結果として受けとめ、それがどうであれ自分のやってきたことを信じ、前へ進むことが大切であり、今自分がしなければいけないことだと思っています。

自分は人生の岐路に立たされてきた時に何かと楽な道を選択してきたように思いますが、現役の時、東大出願という自分にとって厳しい道を選択できたことが今の合格につながっていると思います。迷ったら厳しい道を選択すべき、というのが自分が学んだ教訓です。

「夢は諦めなければ叶う」「努力は必ず報われる」というのは非常にありきたりな言葉ですが、苦しい時にこういう言葉を信じられれば少し楽になると思います。合格する人も、不安はあるし苦しいのは同じです。辛い時期は、苦しむことが合格するための必要条件であり、前進している証拠だと捉えることができれば、一踏ん張りできると思います。

ここまで自分を導いてくださった方々への感謝を胸に大学生活を過ごして行きたいと思います。

2017年度 喜びの声【国公立大学】

東京大学 理科一類

照井 啓太 さん盛岡第一高卒

東京大学に合格し、とても嬉しいです。一年間、毎日やるべき事に冷静に向き合い、自分のペースで勉強してきました。中ゼミでは、苦手分野だった古文や英作文を克服できるよう、授業は休まず出席し、また、先生方の個別添削で分からないところだけ解説してもらい、効率よく勉強しました。そのおかげで受験本番では落ち着いて受験することができました。合格できたのは、自分の日々の努力と周りの人の支えのおかげだと思います。これからは一年間の浪人生活から学んだことを活かして有意義な学生生活を送りたいと思います。ありがとうございました。

2017年度 喜びの声【国公立大学】

東北大学 文学部

和村 実咲 さん盛岡第三高卒

まさか私が合格できるとは思っていなかった、の一言に尽きます。二次試験後の2週間弱を大学に落ちるショックに耐える訓練に費やしてきたので、いざ自分の番号があることを知った時には喜びよりも驚きが勝り、番号の見間違いや掲載ミスを疑ったほどです。合格発表の少し後の須藤先生からの電話とその翌日届いた合格通知書のセットでようやく、自分の合格を噛み締めることができるようになりました。

私は中ゼミ入学時点で東北大学に挑戦できるほどの学力は到底持ち合わせておらず、浪人するにあたって志望校のレベルを上げたため、常に崖っぷちの心境でした。同じコースの他の人は現役時、東北大学に挑戦していた人が多く、果たして演習量は足りているのか、この調子で合格できるのか、不安で仕方がなかったです。しかしその不安のおかげか現役時のように怠けることなく勉強し、不安で勉強が手につかなくなった時には須藤先生に励まして頂いて、なんとか受験に必要な学力を身につけることができました。  そんな自分の学力に不安を抱いてばかりの一年でしたが、「中ゼミでは勉強する。家では休む。」をモットーに、家ではほとんど勉強しませんでした。根を詰めすぎて体調を崩しては元も子もないと思ったからです。勉強と息抜きの境が曖昧になって勉強の質が確保できなくなるくらいなら、家でのんびりする姿しか見ていない親に何度勉強しろと言われようと、勉強する場所を決めてメリハリをつけて生活をする方が良いと思います。

最後に、この一年を思い返してみると、常に誰かが私のことを支えてくださいました。怠けて勉強しなかったことで大学に落ちた自業自得な娘の浪人を許し、その上生活面のサポートまでしてくれた両親。素晴らしい授業は勿論のこと、成績が伸び悩み心が折れそうになった時に、私よりも私のことを信じてくださった中ゼミの先生方。周囲の方々の協力無しに今回の合格は無かったと確信しています。感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

2017年度 喜びの声【国公立大学】

東北大学 教育学部

小割 玲菜 さん盛岡第一高卒

合格発表の少し前まで不安で不安で仕方ありませんでした。しかし、勉強を積み重ねてきた努力は裏切らないとひしひしと感じています。この一年間、他の同級生は大学生活をエンジョイしているという状況下で何より心の支えとなってくれたのは仲間でした。ライバルでもあり、助け合う存在として入試当日まで心の支えとなってくれました。そして、先生方のサポートがなければ勉強の指針が定まらなかったと思います。唐突ですが、感情を表すことは恥ずかしいことではありません。辛い時には泣くということも重要です。私自身も辛い時は友人に電話をかけてお互い泣きあったりしました。心にわだかまりがあった時はこのような方法でわだかまりを発散するということも時には必要だなと感じました。精神面・身体面の調和が勉強においては重要と思い知った貴重な一年だったなと顧みて、自らの志望校を諦めずに浪人を経験して良かったと感じております。当然、勉強中にはスランプもありました。なかなか成績が伸びずに辛い思いをしたことは沢山あります。その時に、努力することが出来たのは志望校に対する執着心でした。現役時代に成し遂げられなかった第一志望の合格に対する執着心がなければ、一年間継続して勉強することは不可能であったと思います。執着心と共に私は大学に対する敬意を持って勉強に励んでいました。旧帝国大学という素晴らしい歴史のある大学を受けさせてもらうからには勉強の状態も出来るだけ完全で受けたいと感じていました。完全に近づけたかどうかは実際の解答を見なければ分かりませんが、受験勉強をなめずにそのような姿勢で臨めたことが合格の一歩ではないかと思いました。

2017年度 喜びの声【国公立大学】

東北大学 教育学部

沢口 真子 さん盛岡第一高卒

浪人生活というと暗く辛いイメージがありましたが、私にとってとても重要で充実した一年でした。この一年は自分が何をしたいかを考える良い機会になりました。中ゼミで過ごした一年は本当に早かったです。あっという間にセンター、二次試験本番を迎えました。効率的な勉強方法を何個も模索するよりも先生がおすすめするやり方をとりあえず素直に受け容れて、やってみるべきだと思います。合格への執念を持ち続けて地道な勉強を続けることの方がかえって効率的です。

私は合格への執念を一年間絶やさずにいられたわけではありません。成績優秀な方ではなかったので、焦りと不安から勉強し続けることがとても辛くなった時期が何回かありました。担任の須藤先生から「本番での目標点を取れるように頑張りなさい。」と言われて挑んだ大事な模試でしたが、浪人して以来の自己最低点をたたき出してしまいました。ショックのあまり須藤先生に相談しに行くと「自分を一番安心させるのは自分の成績」とアドバイスされ、そこからはひたすら勉強しました。直前期はアレもコレもと様々な分野に手を出したくなりましたが、そこまでの自分の努力を信じて苦手教科の勉強時間を多めにとりました。その結果、センター本番では自己最高点を取ることができ、本当に嬉しかったです。その時、私のことを私以上に喜んでくれる人の存在に気づき、そのことが二次試験への糧になりました。

合格体験記を書くことができて本当に嬉しいです。ありがとうございました。

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