サクセスボイス

2018年度 喜びの声【国公立大学】

東京大学 理科一類

舘田 匠馬 さん盛岡第一高卒

「特別な一年」。開講式での吉田副校長の言葉どおり、この一年は私にとって「特別」なものとなりました。それは他のことを考えずに勉強だけに集中できる贅沢な時間、そして、少し立ち止まって自分の将来に思いを馳せる時間。今年度培った学習習慣と、いつしか覚えるようになった知識を得る快感は、これから新たな学びの場へ進む私にとっての手助けになるだろうと思います。

高校3年冬。8月の吹奏楽の大会を終えてから本格的に始めた受験勉強は充分であるはずもなく、東京大学に33点足らずで不合格。二次試験の厳しさを思い知らされました。一度決めたことは貫きたい性格の私は、落ちたら浪人して再挑戦する気でいたので私立も後期も出願しておらず、合格発表日の夕方には中ゼミの資料請求をしていました。私の兄もお世話になった中ゼミ。自宅から通学でき、授業料も仙台や東京の予備校に比べたらお手頃。親身になってくれる先生方もいると聞いた私は、迷いなく中ゼミで浪人生活を始めることを決めました。

この一年の勉強スタイルは授業を柱に自習時間にはその予習と復習をすること。余計な参考書は使わず、配付されるテキストをじっくり活用することが私のポリシーでしたが、夜8時まで自習室に籠もっていてもこなせないほど濃密なテキストでした。それから、肌寒い季節になるまでは河原で弁当を食べた後、「熟語・発音・口語ワークブック」を音読することが日課でした。時には英語長文のテキストを音読したり、古文・漢文の単語や文法句形を暗記したりもしました。はたから見ればおかしな人に見えたかもしれませんが、それも浪人生の特権だと思ってやっていました。それだけ声を出すことが大切だと感じていたからです。

私は受験勉強も試験のうちだと思います。志望校合格に向けて不足をどう補い、強みをどう伸ばすか。その戦略と実行力も問われているはずです。そういう点で予備校は、過去の大量のデータに基づいて洗練されたプログラムを提供してくれて、それに素直にのっかればある程度の効果は得られるのだから少しずるいものです。しかし一年という短い期間の中で東大合格を自分の能力だけで勝ち取るのは不可能であったと思いますので、中ゼミを選んだことは私にとっては最適解だったでしょう。

自分で自分の限界を決めるな。中学の頃、担任が私にそう言いました。私を含め多くの人が、生まれ育った環境の中で自分の人生を考え、進路を決めます。学歴の高い家系でもなく田舎の小規模校で育った私は、東大への進学など考えてもいませんでしたが、高校2年の担任と友人の誘いで東大志望に切り替え、それを貫き通せたのは、限界を決めないという意志が心の中にあったからだと思います。

「分析を自分でやった受験生はプラスアルファの判断力・思考力が付く」「考える力を持った学生が欲しい」(www.todaishimbun.org 受験生応援2018『東大教授が語る2次試験の意味』より)と東大の上田教授は語っています。この先は、今までとは比べものにならないほど要求度の高い課題が待ち受けていると思います。それをこなして行くには、今まで敷かれたレールに沿って進んできた自分にとって経験したことのないほど努力が必要になると覚悟しています。レベルの高い要求に哂され、レベルの高い人達に囲まれることで自分の意識も成長度合いも変わってくると信じて東大を目指すことにした私にとって、これからがスタートです。私が東大生としてふさわしい人間であるかは別にして、こうして望みどおり第一歩を踏み出すことができてとても幸せです。

一年間意欲が途切れることなく勉強を続けることができたのは、サポートしてくださった先生方、そして一緒に目標に向かって頑張る仲間の存在があったからこそでした。辛いときに励ましてくれる家族や友人、油断を許さないライバル的存在、不安をやる気に変え苦しみを楽しみに変えてくれる先生方。そんな沢山の人達に支えられているという感覚はこの上ない幸せであり、入試本番だけでなくこれからも私の心の支えになるだろうと思います。今まで関わってくださった全ての方々に改めて感謝申し上げます。

多くの人は経験しない、高校と大学との狭間の浪人時代。高校時代は部活に没頭しすぎた人、勉強を怠けた人。そんな人は、ちょっと立ち止まって「特別な一年」を経験してみるのもアリかもしれません。

2018年度 喜びの声【国公立大学】

京都大学 法学部

小川 時範 さん盛岡第一高卒

まずはじめにこの場をかりて一年間ご指導くださいました先生方、支えてくれた両親、時に競い合い支え合った友人に対して最大限の感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。

私は「京都大学」という岩手では志望者がほとんどいない大学を目指していましたが、担任の須藤先生をはじめ中ゼミの多くの先生方からは志望者の多い大学にも勝るとも劣らない手厚いバックアップをしていただきました。直前講習では受講者が私一人だけにも関わらず国・数・英・社の全4科目の京都大学講座をやっていただいた時のことは今でも強く心に残っています。その他の点に関してもたくさんの質問対応をしていただいたことなど大変お世話になりました。

この一年を振り返ってみて決して楽な道ではありませんでしたが、その受験生活に対してもアドバイスできることが一つあります。それは春や初夏などの早い時期に3月までの一年間における自分の受験に関するビジョンを持つことです。つまり、センターでこのくらいとったら前期は○○大学で後期は△△大学に出願し、センター利用は××大学に、私立一般は▽▽大学に出願するといったことを詳細に決めるということです。前期や夏期講習の期間は、受験まで日にちがあるのでなんとなく成功するような気分になりがちであり、別に悪いことではないのですが、その頃からセンターで上手くいかなかった時のことや、滑り止めの大学について決めていないと直前期の不安度が増します。「たぶん大丈夫だろう」というような希望的観測に基づく受験は万が一の時、本来ならつかめたものすらつかめません。後ろ向きになれ、と言っているのではなく最後まで前を向き続けるために元気な内に足元と後方をしっかり固めろ、ということです。

私はこのようにして不安におしつぶされずに一年頑張れました。一人でも多くの受験生の役に立てたら嬉しいです。

2018年度 喜びの声【国公立大学】

筑波大学 医学群 医学類

猪ノ口 虎太 さん盛岡第一高卒

無事第一志望の大学に合格できて、喜ぶというよりは安心しています。自分の11ヶ月を振り返りながら、これから中ゼミに入校する人たちの助けになるようなことを伝えたいと思います。

昨年の3月に浪人が決定し、中ゼミへの入校が決まりました。多くの人は暗い気持ちで浪人生活を開始すると思いますが、自分の立てた目標に向かって11ヶ月を自由に使えるというのは贅沢です。前向きな気持ちを持って浪人生活を始めるのが良いと思います。

目標に向かって11ヶ月を自由に使えるのは贅沢だと書きましたが、目標を持たず浪人生活を始めることになった人もいると思いますが、死ぬほど考えて志望校を決定することをお勧めします。僕も明確な目標を持たずに浪人生活を始めましたが、目標が明確であるのとそうでないのとでは、勉強に対するモチベーションに大きな差があります。自分が合格したいと思える大学を見つけることができれば、半分は大学に合格したと言えるほど志望校選びは大事です。

前期の間は早朝に新聞配達のバイトをしていました。浪人でのバイトは一般的には勧められていませんが、自分で考えた上で自己責任のもとするのならば問題はないと思います。バイトをしていた時期は、体力的にも時間的にも辛いことは多かったのですが、浪人でかかる費用の大きさ、時間の大切さ、そして、同世代の人たちがバイトではなく正社員として働いている中で勉強だけをして許されるありがたさ、すべて夏休み以降の勉強の糧になりました。

後期の大学の出願についてですが、僕は前期落ちるなんて考えてなかったので、直前まで後期の大学について何も考えてませんでした。後期の大学をどこにするかで、直前期の勉強の質は変わると思うので、前もって納得のいく出願校を考えておくべきだと思います。僕は考えてなかったので、直前期の勉強の質が落ちてしまう期間がありました。

試験本番ですが、それなりに緊張はしました。焦っても良いことがないというのは、一年間たくさん模試を受けて理解していたので、計画通りにいかない時も落ち着いて、自分のできることだけを処理しました。試験本番で大事なことは、焦らないでできることだけする、だと思います。

先生方の手厚い指導のおかげで合格することができました。中ゼミを選んで良かったです。ありがとうございました。

2018年度 喜びの声【国公立大学】

名古屋大学 医学部 医学科

菊地 鴻太 さん盛岡第一高卒

僕は中ゼミで二年浪人しました。我慢の時間が長かったということもあり、合格することができて本当にホッとしています。努力も実力も足りなかった僕ですが、家族や友人、先生方に励まされながら何とか結果を出すことができました。

さて、勉強面についてですが、勉強は本来自分でやるものであり、受動的になってはいけません。僕は授業の出席率がかなり低かったと思いますが、それは勉強をサボっていたのではなく、やるべきことを自分で判断し、取捨選択をしていたからです。受身なままで学んだことを身につけられずに終わるのは本当にもったいないので、ぜひ能動的になってください。

精神面についても書きます。振り返ってみると、二浪目の春が一番辛かったように思います。過去への後悔、将来への不安にとらわれ、今に集中できていなかったと思います。しかし、これは愚かなことでした。なぜなら、全体的な視野を持つことは大事ですが、今に余裕のある人などほとんどいないため(まして受験生ならなおさら)、過去や未来を考えることは時間の無駄になるからです。いつの頃からか「後悔や不安にとらわれてるうちは、今に一生懸命じゃないんだ」と自分に言い聞かせるようになり、結果精神的にかなり安定し、成績も上がったように思います。現に、秋の名大オープンはA判定、併願の防衛医大も正規合格し、センター試験も9割を超え、最後には名古屋大学に合格することができました。

これからの時代、入試改革などで受験生は負担が増えるのかもしれませんが、どんな時代のどんな試験であっても「能動的に行動し、俯瞰的な視野は持ちつつ、目の前の事に集中すること」が、合格を勝ち取る最高の手段であると僕は思います。後輩達にもぜひ頑張って欲しいです。

最後になりますが、家族や友人、先生方にこの場を借りて改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

2018年度 喜びの声【国公立大学】

福島県立医科大学 医学部 医学科

菅原 克祥 さん盛岡第一高卒

はじめに、私を第一志望の大学のキャンパスへと送り出してくださった全ての人に、改めて感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

これから進学するため、勉学に励んでいるみなさんに、ほんの少しだけでも力になりたいと思います。と言っても、重苦しいことではないので、肩の力を抜いて読んで欲しいと思います。

みなさんは、たくさんの合格体験記を読んだり、先生方の話を聞いたりして、きっと多くの場面で勉強に対するモチベーションが上がると思います。ですが、考え事に耽ってペンが止まったり、勉強から逃げ出したくなる時もあると思います。1日を終える時、今日は薄っぺらい日だったなぁと感じてしまう日も、私も多々ありました。しかし、これから時間がどんどん無くなっていくと、そんな悠長なことも言ってられなくなります。

勉強道具を目の前に並べて、椅子に座るまでは誰にでもできます。そこから前に進むために、私が受験期に本当に大切にしていた言葉があるので、みなさんに紹介したいと思います。それは「集中することに集中せよ」という言葉です。一度のめり込んでしめえば、まるで坂道を自転車で下るように勉強に勤しむことができる感覚は、みなさんも恐らく持っていると思います。この「集中することに集中すること」が、そこに持っていく手助けになってくれると私は確信しています。

「集中することに集中せよ」

自分に言い聞かせながら、勉強を頑張ってください。私もみなさんに負けないくらい勉強したいと思います。最後に、みなさんが大学入試を突破できるよう、心から応援しています。

2018年度 喜びの声【国公立大学】

北海道大学 水産学部

本田 誠 さん札幌第一高卒

現役時代の入試は本当に大変でした。現役生は伸びると先生方から励まされ頑張ったもののセンターの結果は実に58%と北大への出願どころかその年の全国平均点にすら届かない有様でした。更に追い討ちをかけるように翌日には親から岩手への転勤を通告され精神的にますます追い込まれていきました。札幌に残る唯一の術は現役合格しか無いと分かっていながら腑甲斐ない自らのセンターの得点を受け入れることができず、結局ここで踏ん張りがきかないまま、岩手での浪人の道を進むことになりました。岩手という慣れない環境の中での浪人は不安だけでしたが合格を勝ち取る最大の要因は“本人の意志である”と高校時代から思っていたため、大手予備校の有無、札幌と盛岡の街の大きさの違いなどは大して気になりませんでした。

浪人生活が始まるにあたり、常に一年間意識したことは“計画”と“成績の上げ方”の2点です。前者については、当たり前ではありますが、“計画は実行してナンボ”ということです。僕自身計画を立てるのは好きでしたが実行に移すのは大の苦手でした。そのため当初は実行に移すトレーニングを行いました。しかし単にこればかりをやっていても、次第に成績の伸びは頭打ちになる時が来ました。これは実行に対する反省や改善の確認が不足していたためでした。PDCAサイクルの4つのバランスは、気を抜くとすぐに崩れてしまいます。そのため頻繁にチェックする必要があります。はじめは大変ですが次第になれてくるので是非続けてみて下さい。後者について、受験は良くも悪くも“総合点勝負”だということを意識して欲しいと思います。具体的に言うならば「得意科目で不得意科目を補う」という考えを無くして欲しいということです。結果的にそういった点の取り方になってしまうのは仕方がありませんし、僕自身、「現代文を古漢で補う」という点の稼ぎ方を最終的にはしてしまいましたが、変な先入観を持つこと無くギリギリまでは満遍なく成績を伸ばし手の平を広げるようにレーダーチャートを綺麗に広げられる様努めてみてください。

今まで色々と書いてきましたが、この浪人の一年間は本当に苦しいものだったと身に染みて感じます。「自分の人生が決まる」「今年で決めなくては」と思っていては、「自分が不幸」と感じてしまうのも無理は無いと思います。しかし世界の国々と比べてみると、日本では満足に食事ができるという様な一見当たり前と見なしてしまう日々の生活は、案外当たり前として通用しないことが分かります。また、日本国内であっても経済的な理由から浪人や進学を断念せざるを得ない人々が存在するのも確かです。こういったことをふまえると、僕達は極めて恵まれた環境に居ることに気付かされるはずです。勿論、「浪人生には浪人生の辛さがあるのだ」というその意見も痛い位分かります。しかし、この恵まれた環境に対する唯一の恩返しは「自分のできる範囲で最善を尽くす」ことではないでしょうか。大分偉そうなことを書いてきましたが、僕自身、まだまだこれからがスタートだと思っています。今日から、今から、最善を尽くして行こうと思います。

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