まず、この度弘前大学医学部保健学科理学療法学専攻に合格できたことをとても嬉しく思います。
まずは合格に至った経緯と思い出です。私は高校卒業後滑り止めだった仙台の私立大学へ入学しました。その大学において理学療法を学べるという事にそれなりの楽しさを感じていた私でしたが、心のどこかでは国立大学へ行きたいという想いがあったのでしょう。日に日にその想いは強くなり、大学へ入学してからわずか半年程でその大学を中退し、浪人をする決断をしましたが、その年の入試も惨敗。しかし、まだ諦めるつもりもなく、中ゼミで一年間を過ごすことにしました。つまり私は1.5浪しました。この長い浪人生活の中では当然の事ながら、楽しい思い出よりも辛い思い出の方が多かったです。模試の点数が伸びない、各科目の点数が安定しない、受験期が近づくにつれ、現役生が自分の成績に追いついてくるといったことが不安でしょうがなかったですし、今年は入試改革が行われ、入試がコロナ禍での実施というさらに二重のプレッシャーがのしかかり、毎日のようにそういった重圧と闘っていました。しかし、そんな中でも勉強が楽しいと思えるようになったという思い出があるのも事実です。実際、勉強が楽しいという感情が原動力となり、私はこの長い浪人生活に耐えることができました。合格発表で自分の受験番号を見つけた時は、嬉しい、やっと終わったという様々な感情が入り交じりましたが、一番強く思ったのが、あの時思い切った決断をして正解だったという事でした。悔いの残らない結果に終われて本当に良かったです。中ゼミの先生方、両親、友人等支えてくださった全ての方に感謝しています。
最後に、周りの友達が楽しい人生を歩んでいる中、一年間勉強漬けで苦しい思いをしてまで夢を追い続けるというのはすごい決断だとは思いませんか。そんなすごい決断をした皆さんは強くなるはずです。是非その決断に誇りをもち、その誇りを自信に繋げてこの一年間を闘い抜いてください。応援しています。
サクセスボイス