2018年度 喜びの声【国公立大学】

新潟大学 工学部

曲田 貴大 さん十和田高卒

志望大学の新潟大学工学部工学科へ合格できて、大変嬉しいです。また、中ゼミの先生方や仲間たち、そして家族に感謝しております。

現役の受験ではどの国公立大学にも合格できず、その後の進路に迷っていました。そんな私がここまで力をつけてランク上の大学に合格するとは未だに信じらません。発表のとき10回くらい受験番号を照合しましたが、本当に私の番号があって良かったです。

私は岩手県外からの入学なので指定寮から中ゼミに通いました。浪人生になるだけでも不安なのに、盛岡で規則正しく生活を送れるのかという恐れもありました。しかし、ほどなく同じ寮生とよい仲間になり、成績が徐々に上がっていきました。現役時代は憧れでしかなかったような良い点が現実にとれたり、解けなかった問題も短時間で解けるようになるなどの喜びが重なるうちに勉強意欲が指数関数的に増していきました。

中ゼミを選んだおかげで、分かりやすい授業をしてくれる先生方に指導していただく機会に恵まれ、この一年を無駄にせずに済みました。もしもここに通わず自宅浪人していたらと思うと、現役時代に想定していたレベルの大学でさえ合格判定確率はとても低かったでしょう。中ゼミに通って大正解でした。

最後に再び謝意を申し上げますが、盛岡中央ゼミナールの先生方には本当に感謝しています。自分はシャイなタイプであまり頻繁に質問に行く方ではありませんでしたが、その数少ない機会においてパーフェクトに応えていただけたことが嬉しかったです。そして家族には経済的に大きな負担をかけてしまって申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。

私に春をくれて、ありがとうございました。

【学習方法】

後輩の皆さんには折に触れ基礎を反復練習し続けながらも「入試問題を解く力」を身につけていってください。これといった勉強方法はありませんが何よりも基礎を確実に身につけて下さい。必ずや今の自分よりもレベルを上げられるはずです。信じて勉強してください。

富山大学 薬学部

清水端 恭典 さん盛岡第一高卒

この度、私は志望校に合格することができました。これでようやく高校の勉強ともお別れだと思うと惜別感と同時に喜びでいっぱいです。とは言え、反省点は多いです。入学当初は「絶対合格するぞ」とやる気に満ち溢れていました。しかし、その緊張感も一か月経つ頃から薄れていきました。正しく竜頭蛇尾です。自分でそれに気が付いたものの、独りでモチベーションを保つのは大変でした。そこで友達と一緒に勉強するようにしたところ、分からない所を一緒に考えて発想の幅を広げられ、広がった分だけ受験において有利になりました。さらに仲間がいるということで心が安定して精神衛生上も良く、一石二鳥でした。勿論私を助けてくれたのは友達だけでなく先生方や家族もです。かなり助けられたので、そのお礼を合格という形で返すことができ、安心しています。

今思うと、入学から夏休みまでが一番頑張った時期であり、そして一番ダメな時期でした。メリハリで言うところのハリしかなかったです。勿論頑張ることは大切なのですが、それと同等、もしくはそれ以上に休むことも大切でした。ずっと勉強し続けるより、適度な休息を入れた方が効率が上がります。そこはスポーツと同じです。このリズムを夏休み前から実践できなかったことに少し後悔しています。幸いにも、夏休み後からメリハリよく、勉強を始められたので、センターまでには効率良く力をつけられ、マグレですが9割をとることができました。二次ではベストを尽くせたとは言えなかったものの、なんとか合格できて、この一年間を納得いく形で締めくくることができました。良い経験を積むことができたと思います。

さてここからは勉強法についてですが、正直いって、これに限るというような勉強法は無いです。私自身が自分の勉強法が良かったとは思ってません。ですので、皆さんが自分に合う勉強法を独自に見つけるための方法を紹介したいと思います。

まず自分の今までの模試等の成績をできる限り集めてください。不合格に至った自分の成績を見直すのは大抵嫌だと思いますが耐えてください。そして各教科毎に分析してください。分析の仕方ですが、点数の高低より偏差値の高低を見ましょう。それを志望校の判定偏差値等と比較し、自分が苦手な分野を書き出しましょう。この作業は母集団が大きな全統模試がやりやすいです。特に付録冊子はかなり便利になっています。自分の弱点を書き出したら、分野毎にまずは自分でどう克服するか考えましょう。教科書を読み直すか、問題集をやるか。悩みあぐねたら先生に聞くのも良いです。そこまでできたら、今度は優先順位をつけてください。最優先で着手すべき分野から、ぼちぼち始めて良い分野まで、ある程度のメドをつけてください。

ここまできたら、後は実際に復習していくだけですが、ここまでに結構な時間がかかります。多分その分を勉強時間にあてたい人もいるでしょう。それでも私はこれを薦めます。何故なら、計画を立てた後は目標が明確になり迷うことなく単純に勉強できるからです。大雑把な認識で勉強をやっていくより、最初にやるべきことを決めてからの方が後で確実に楽になります。特に本番近くなってくると、何をやるべきか、なんて迷う時間すら惜しいのですが、計画を決めておけば大丈夫。また、これをしばしば定期的にやることで、実力の伸びがつぶさに分かり励みにもなります。この作業は不慣れなうちは面倒ですが、やって損はないので、薦めさせて頂きました。

長々と述べましたが、結局は自分に合うかどうかです。無理して私のお薦めを試す必要はありません。結果、合格しさえすれば何やっても大丈夫なので、合格だけを考えましょう。皆さんの合格を祈っています。頑張ってください。

大阪大学 外国語学部

小田 大夢 さん盛岡第一高卒

正直に書きますと、大阪大学は第一志望ではありませんでした。しかしセンター試験が終わって、冷静になって自分がやりたいことは何かがはっきりして、思い切って前期受験大学を変更しました。私大も多めに受けることになり、私大受験中にインフルエンザにもかかってかなりふんだりけったりでしたが、なんとか前期で合格できました。成功したと言っていいのか分かりませんが、成功したとするなら、普段から興味あること、やってみたいことを考えていたことが、窮地に立たされた時に、功を奏したんだと思いますし、他の大学のレベルの高い過去問で演習を積んでいたことが、阪大の入試でも非常に役に立ちました。

二年間を良い形で終えられたのは、僕のわがままに最後までつきあってくれた両親と、最後まで親身になって丁寧な添削指導をしてくださった担任の須藤先生を含め、各教科の担当の先生方のおかげです。

浪人生活が長かったし辛かった分、喜びも一入です。こんなにも大学に行けることが嬉しいものなのかと驚きです。

神戸大学 経営学部

阿部 迅馬 さん盛岡第一高卒

浪人したこの一年の結果として神戸大学に合格できたことを大変嬉しく思います。この合格は自分一人の力ではなく、中ゼミだからこそ、出会えた仲間や先生の存在があったからこそのものです。一年を通じてひたむきに自分の勉強に集中できた結果だと思います。また、毎日弁当を作ってくれ、不平不満も聞いてくれた家族のおかげで健康面、精神面ともに充実した日々を過ごせました。そんな支えてくださった皆さんに最高の結果を報告できたことが自分は嬉しくてなりません。自分は去年、受験に失敗し、「勉強しても落ちることはあっても受かる人に勉強していない人はいない」ということを実感しました。そこで今年一年の目標を「コンスタントに勉強し、納得のいく受験をする」と決め、実行してきました。去年と大きく違ったのは自分がこの一年本気で勉強してきたからこそ感じる本番前のプレッシャーと高揚感でした。その時に改めて自分は頑張ったのかもしれないと感じました。

合格するためには受験においては勉強することしかないです。自分はコンスタントに勉強するために毎日中ゼミに通い、自習していました。同じ場所なので、いつも自習する顔ぶれが同じなため、自分が帰りたい時も「あの人残ってるからまだ勉強しよう」という気持ちに自然となりました。自分は中ゼミでの自習をオススメします。そして、毎日同じリズムで勉強することで楽に勉強時間も確保でき、誘惑にも負けにくくなります。自分の場合は家に着いたら後は休んでいたのでメリハリが大切かと思います。

この一年は本当にあっという間で、高校の受験期の一年よりも早く感じました。やはり受験は甘くなく、とてもシビアな世界です。どんなに自分が勉強してもかなわない人はいましたし、学力が勉強量とは裏腹に伸びず悩んだりもしました。自分の周りには天才だと感じる頭の良い人もいましたが、その人と自分との差は1%のひらめきではなく99%の努力なのだと気付き、とにかく上の人に追い付こうと必死に努力しました。その結果として神戸大学の合格ラインを越えていました。

最後に、やはり受験は甘くないです。ぜひ覚悟を持って後悔しない受験をしてください。どんなに勉強しても100%合格の確信も証明もありません。ですが、合格した人に勉強してきていない人はいません。この一年勉強に費やす覚悟を持ち、ひたすら努力してください。他人との差も志望校との学力レベルの差も努力でまき返せます。あきらめず最後まで粘りづよく取り組んでください。みなさんにとって後悔なく浪人して良かったと思える受験ができることを願っています。

横浜市立大学 国際総合科学部

加倉 知奈 さん不来方高卒

この度、横浜市立大学に合格することができ、大変嬉しく思っています。私がこの一年で最も重点的に取り組んだのは二次対策です。

横市の二次試験は英語と小論文のみですが、私はとにかくこの大学の英語が苦手でした。要旨把握の問題を中心に構成されており、時間のわりに記述量も多かったので、模試でいつも点数をおとしていました。対策としてまずは文法やイディオムなど基本事項を今一度見直すことから始めました。また、代名詞や描象表現があれば、それが何を指しどんな意味なのかを明解にして精読に努めました。

小論文対策は、とにかく多彩な題材を数多く解きました。小論文はその該当知識があれば、設問はほぼ現代文のようなものですし、手堅く得点できるものだと思います。知識を増やすためには、新聞を毎日開いて使えそうな話題を見つけたり、近隣の県立図書館で借りた書籍はちゃんと一冊読み通さなくてもいいから必要そうなところだけ拾い読みしました。

ところが、こんな順風満帆みたいなことを書いておいて何なんですが、いざ二次試験では急ブレーキを踏んでしまい、これは完全に落ちたな、とへこんだストレスで2日ぐらいずっと吐き気がおさまりませんでした。しかし、逆境に陥った時こそ人間の真価が問われると思い、とりあえず机に向かい勉強道具を広げました。ひたひたと後期試験は迫ってくるわけですし、落ちこんでばかりいても時間の無駄だと思い無理にでも勉強し続けるうちに気付いたらいつの間にかふっきれていました。そうして清々しい気持ちで迎えた前期の発表は何と「合格!」でした。

こうして中ゼミ生活を顧みたとき、何が獲得できたかというと、前期試験でへこんでから3月9日の合格発表まで粘ってひたむきに勉強に専念できたこと、この浪人生活で最も価値のある時間を体験できたことだと思います。

「努力は裏切らない」という言葉を私は信用していませんでした。高校時代までで大いに努力を重ねたにもかかわらず結果を出せなかった思いを味わってきたからです。そんな私が胸を張って「中ゼミでは努力をした」と誇れるようになれたことは、この人生に燦然と輝く宝物です。だから、これを読んだあなた、駄目だと思っても諦めずに頑張ってください。いつか必ず自分のためになります。

最後になりましたが、担任の須藤先生をはじめ、二次の個別指導をしてくださった八重樫先生、お忙しいところ大量の小論文の添削をしてくださった受川先生、他の応援してくださった先生方、本当にありがとうございました。

岐阜薬科大学 薬学部

鈴木 紅音 さん盛岡第一高卒

“とにかく、センターの点数を取る!”それが、私の作戦でした。そのためには、苦手な文系科目、特に国語、地理をどうにかしなくてはいけませんでした。しかし、なかなか安定した点数が取れず、冬季講習は苦手科目を中心に申し込んだその矢先の合格。驚きました。面接は苦手なので、センターを取る事だけを考えていましたが、チャンスがあるなら挑戦しては?との母の勧めで推薦A試験を申し込みました。試験日は11月下旬であり、途中何度も後悔しました。センターの勉強がしたい時に、志願書や面接の練習、記述試験対策をしなくてはならなくて、苦痛に感じてしまいました。ですが、中ゼミの複数の先生に志願書の添削指導をしていただいたり、面接のアドバイスをもらったり、とても励みになり、次第に前向きな気持ちになっていきました。当日の英語の試験が生物の内容だったことも追い風となりました。苦手を克服しようともがいていた時、思いがけずに、好きな科目が導いてくれた形になりました。

私が今年の体験で、伝えたいことがあるとしたら、チャンスは試してみることです。そして、上手くいかない時も諦めないこと。中ゼミの先生方が、親身にサポートしてくださり、安心して試験に臨む事ができました。本当に感謝しております。また、励まし合いながら、時に笑い合いながら、一緒に学習した友人たちの存在も、とても大切でした。感謝の気持ちでいっぱいです。

最後に、薬学部を目指す受験生の皆さんへ。岐阜薬大は、研究者を目指す創薬のコースも、全員が薬剤師国家試験受験資格を得られるカリキュラムになっています。附属薬局や災害時の移動薬局を持つなど、新しい取り組みをたくさん行っています。東北からの入学者は例年少なく、今年は一人でした。中期日程なのでチャンスは増えます。是非、選択肢の一つに入れて、検討してみていただけたらと思っています。

サクセスボイス