東京大学 文科三類
小岩 あい さん盛岡第一高卒
私がこの一年を通して意識していたことは、問題を漫然と解かないこと、です。特に赤本は基本的に最大25回分しかないので一つ一つを集中して大事に解きました。あとは淡々とメンタルをブラさずに生活すると良いと思います。方法はさまざまあると思いますが、夜にたくさん寝るのが良かったです。夜中まで起きていても謎にマイナス思考になることがあるからです。私は毎日8~10時間の睡眠をとっていました。これはこれで不安になる方もいるかもしれませんが、授業中に寝るよりは良いと思って開き直りましょう。
英単語について書きます。これは東大志望者向けではなく英単語暗記が苦手な方向けです。私は英語の克服が最優先事項と明白だったことはラッキーでした。単語暗記が苦手な方におすすめの単語帳は「百式英単語」です。これなしにはたとえ何浪しても東大合格は絶対にありえませんでした。使い方は百式英単語に書いている方法に準拠しました。私は単語力のみならず継続力も全く無いので、唯一毎日継続できて周囲に娯楽も無い入浴の時間に湯船の中で20分間を暗記に費やしました。百式英単語を覚え終わった後は即座に訳が出てこない単語をリストアップし、百式英単語っぽいマスを引いたプリントを自作して手書きでマイ単語帳を作りました(この際アクセントとかわかりづらいものは発音も気をつけました)。ぜひ使ってみてください。
最後に、念願の東大に無事合格できてほっとしています。浪人させてくれた家族、支えてくださった先生方、一緒に頑張った友人達へこの場を借りて感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。
秋田大学 医学部 医学科
樋口 崇文 さん盛岡第一高卒
受験を終えた今、喜びというよりも安心の方が勝っているのかなという感覚です。この一年何をやってきたかを書いていきたいと思います。
3月、浪人が決定し、中ゼミに入学することになりました。上手く切り替えを行い、すぐ受験勉強を行うことができました。不合格をずっと引きずっていても何のメリットもありません。すぐに切り替えを行うことが大切だと思います。また、受験校を決めると、その後のモチベーションが大きく変わります。受験校は早めに考えておくことをおすすめします。
今まで学校の授業を軽視してきたので、まずはその態度を改め、予習をして授業に臨み、分からないところは復習をし、加えて市販の問題集を解くという風に勉強を進めていくと、あっという間に成績が伸びました。自分流は絶対に伸びないので、先生方に相談するのが良いと思います。成績が伸びると、勉強が楽しくなります。そして勉強すればまた成績が伸びていきます。この循環に入れたことが、一年で医学部に合格した要因だと思います。
僕が浪人生活で大事にしてきたことは2つです。1つ目は生活リズムを崩さないことです。生活リズムが整うと、心に余裕ができ、勉強に集中できるようになります。浪人してから生活リズムだけは本当に気を付けていました。2つ目は毎日勉強することです。当たり前のことではありますが、非常に大切です。使わない機能は段々と衰えていってしまうので、毎日ほぼ全教科に手を付けていました。
ここまで色々と書いてきましたが、僕が何を言いたいかというと『一年間しっかりと正しく勉強をしていれば、必ず成績は伸びる』ということです。僕は最終的に第一志望の千葉大学には落ちてしまいましたが、それで一年間の努力がすべて消える訳ではありません。僕はこの一年間を過ごすことができ、本当に良かったと思います。
山形大学 医学部 医学科
曽根 紘介 さん盛岡第一高卒
まずは医学部に合格することができ、将来の夢へ一歩踏み出せたことにとてもホッとしています。この一年間、自分を支え、励ましてくれた友達、先生方、親には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
さて、浪人生活では現役の時とは変えなければいけないことがいくつかあるかと思います。生活リズムや勉強方法など、私も根本から見直したことが多々ありましたが、今回は「手帳の活用」をお伝えしたいと思います。
春先に中ゼミの先生に勧められて手帳を買ってみたものの、私はイマイチ使い方がよく分かっていませんでした。ところが、今、手帳をめくってみると一年間の軌跡がありありと思い出され、とても感慨深くなっています。私の手帳の使い方は主に3つあります。
1つ目は、単純に模試などの日程を全て書き込み、一ヶ月程度の期間の目標を考えることです。2つ目は、復習に活用することです。数学が苦手だった私は、間違った問題の番号を手帳に記していきました。間違った問題をもう一度解く、というのは当然のように思えて、その管理は意外と難しいのではないでしょうか。「忘れかけた頃に解き直す」ためには手帳が非常に有効だったと感じました。春先にできなかった問題が夏、冬を経て、容易にできるようになっていることで、成長を実感することができると思います。3つ目は、感動を残しておくことです。授業で新たなことを知ったり、考えが整理されたり、何時間も悩んだことが解決したり、友達に質問されて答えに窮したり、といった様々な感動をメモ程度に残しておきます。その短いメモでもう一度自分の中で思い出す作業をすることが定着につながっていくのだと思います。一番伝えたかったのは、一度やったことを忘れてしまってはもったいない、ということです。
浪人生は全国に数多くいますが、この中ゼミでしか味わえない浪人生活が確実にあります。後輩の皆さんもぜひ最後まで頑張ってください。
北海道大学 法学部
佐藤 航平 さん盛岡第一高卒
この度、有名大の合格を勝ち取ることができ、とてもホッとしています。第一志望の東大には不合格となりましたが、中ゼミで培ってきた力を生かし、北海道で頑張ろうと思っています。以下は学習のアドバイスに充てます。
<国語>
須藤先生の個別添削で答案の書き方がよくなりました。後悔していることは、古文・漢文の勉強で文法や句法を覚えたことに満足し、過去問など実際の問題にはあまり取り組まなかったことです。文章の流れを読む勉強を怠ったために、本番は漢文で盛大な読み違いをしてしまいました。
<数学>
赤本は淡白な答えだけなので不親切だと思います。分からない問題に出会ったとき、解答暗記に走るのではなく、先生に聞いたり、青本など別の予備校の解答にあたることで本質的な理解をするように努めるのが大事です。
<英語>
英語は知識よりも感覚が大切だと思います。テキストの英文をひたすら読めば大丈夫。
<日本史・世界史>
教科書・テキスト・プリントを何度も読めばだいたいOKです。でも東大日本史は過去問を実際に解いて資料を読解する力をつける必要があります。
北海道大学 総合入試理系
及川 昂 さん盛岡中央高卒
浪人生活では色々なことを我慢していたので、ストレスがたまりました。浪人中時々友達と旅行やカラオケに行きましたが、受かってから入学式までの期間は、心配事やストレスもなく、暇な時間も多いのでたくさん遊べています。 大学に入って、一人暮らしが始まるので、家事をこなせるかがとても不安です。盛岡では大好きなカレーやラーメンのおいしいお店をたくさん見つけたのに、それらを食べる機会がほとんどなくなってしまうのはとても悲しいですが、札幌でまた色々なおいしいお店を発見していくのが楽しみでもあります。
受験本番の二日前に札幌に着き、先輩にジンギスカンを奢ってもらいました。他にも、あまり混まずにそこそこ安くおいしい物を食べられたので気持ち良く受験することができました。受験の日は、志望校を下げていたこともあったので、あまり緊張もせずに受けることができました。
北大の他にも私立の受験で、ホテルに連泊することがあったのですが、やっぱり家が一番だなあと思いました。
中ゼミでは勉強を始める時間はバラバラでしたが、いつも夜8時までは自習するようにしていました。秋頃にはあまり勉強する気にならなかったのですが、自習室に行けばやることが勉強しかないので、とりあえず行くようにしていました。得意な物理は色々な設問に触れるために名問の森をたくさんやりました。化学の添削ではタフさが身に付いたと思います。やり続ける力をつけることができたことが中ゼミに通っていて一番良かったことだと思います。
この一年間はあまり起伏のない生活をしてきましたが、受験勉強も淡々とこなしていく方が良いと思います。総合的に大きく成長することができた一年だったと思います。
北海道大学 総合入試理系
黒澤 大成 さん大館鳳鳴高卒
浪人生活が“第一志望大学合格”という最高の形で終えられたことを非常にうれしく思います。
現役のとき、勉強に真面目に取り組んでいなかったため、浪人したとき自分が本当に勉強を頑張れるのかが心配でした。しかし、中ゼミに入ってみると、周りの人が勉強している姿を見て、自然とやる気が出て勉強に取り組むことができました。中ゼミで一番良かったことは“頑張れる環境で目標を持って勉強できることが幸せだ”と気づけたことです。
勉強方法については、得意な教科である化学で、無機・有機・高分子でできる限り失点しないようにポイントをノートにまとめて、その後、演習を積んでいきました。苦手な教科は国語で、古漢でしっかりと得点できるように、夏までに基礎を固めました。センター試験の過去問は10年分を3回やりました。自習のスタイルは自習室かサクセスホールで、集中力が切れるまで中ゼミで勉強するようにしていました。
この浪人生活で成績を伸ばすには自分に自信を持つことが大事だと分かりました。数学が伸び悩んでいたときは、単に自分の実力が足りていないのだとばかり考えていましたが、今振り返ってみると「自分は数学ができないのだ」とばかり思っていたことが一番の原因だったのではないかと思います。努力しているのに思うような結果がでないとき、ぜひ自分の心にある先入観をとりはらって「自分はできるんだ」と思ってみてください。
最後に辛いときには励まし、支えてくれた両親や中ゼミの先生方、本当にありがとうございました。
サクセスボイス