東京大学 文科三類
上飯坂 蒼太 さん盛岡第一高卒
長い間目標としていた東京大学文科三類に合格できて喜びと安堵の気持ちでいっぱいです。試験本番直前まで指導してくださった中ゼミの先生方、支えてくれた家族、励ましの言葉をかけてくれた友人たちへの感謝は伝えきれません。
思えば一年前、私は合格最低点に23点足らず不合格に終わりました。私大や後期は受験せず、東大だけを考えていたので、浪人という選択肢しかなく、迷わず中ゼミに入学しました。とにかく意識していたのは、できるだけ早くスタートダッシュを切るということでした。4月のレギュラーの授業の日から20時まで自習室に残り、そこからほぼ毎日その生活を続けました。受験本番までまだ日にちがあり、まだ周りが余裕を見せていた春から夏にかけての時期に集中して勉強できたのがとても大きかったです。前期のうちはほぼ基礎固めに注力し、教科ごとの個別の添削問題で実戦力を試しました。確実に実力はついていき、夏の東大模試4種のうちAを3つ、Bを1つ取ることができました。これに油断せず学習を続け、後期では全ての教科で記述力に自信を持てるまでになりました。共通テストも、頻繁に行われる模試へ積極的に申込み、着実に点数を上げていきました。
しかし、共通テスト本番では目標としていた点数に届かず、共通テスト利用での合格を狙っていた私大の判定も怪しいものとなってしまいました。それでも、自分には二次の記述力がきちんとついていることをこれまでの模試を振り返って確認し、前向きな気持ちで二次試験に向かうことができました。試験本番では、かなりリラックスして問題に取り組むことができました。
自分の経験をまとめると、難関国公立大学の合格には、確固たる記述力が必要だということです。現役時代の自分の学習は、「何となくの理解」で終わっていました。浪人生活で改めて基礎を見直し、また添削指導によって、自分がしっかり理解できていることを示せる答案づくりができるようになったからこそ、東大の二次試験を突破できたのだと思います。
また、判定に左右されない気持ちも忘れてはいけません。共通テストの出来が良くなかったと先述しましたが、実際はリサーチでC、D判定だった私大の学部に合格していますし、逆にA判定だからといって油断していると、残念な結果に終わるケースもあります。自分の実力を、自分の努力でコツコツと伸ばしていくことに集中すれば大丈夫です。
最後に、自分の勉強の仕方について書いていきます。とにかく中ゼミでは授業のテキストの予習・復習を確実にこなしました。特に前期のテキストは、多くの基礎事項が盛り込まれています。予習の段階ではできなかった問題を、120%理解できるまで復習しました。それ以外だと、英単語帳(鉄壁)や世界史の一問一答(東進)など、暗記系の参考書をすき間時間に取り組んで、効率よく学習しました。地理に関しては、基礎が怪しいところがあればいつでも教科書に戻りました。とにかく基本を大切にし、徐々に過去問や模試での演習を増やしていくことで合格につながりました。
東京大学 文科三類
髙橋 直生 さん盛岡第一高卒
昨年の3月、合格発表のときに自分の番号が無かったことを昨日のことのように思い出します。あの悔しさを晴らそうと一年間努力し、合格を勝ちとった今、喜びと安心した気持ちで胸が一杯です。私は、昨年理科一類を受験して失敗したことをきっかけに文系へ志望を変更しました。この決断が正しいものだったのかどうか、不安になることもありましたが、最後まで諦めずに頑張って良かったと心から思います。志望校を含め、最後に自分の人生の進路を決めるのは自分自身です。他人の意見も取り入れつつ、相談し、悩み葛藤しつつも自分で下した判断には少なからず一定の価値があるものだと思います。そして、一番大切なのは、その決断を英断とするためのたゆまぬ努力です。真摯な努力には必ず結果がついてくると信じて頑張りましょう。
<勉強法>
予備校のテキストの予習・復習をメインにしました(特に前期)。浪人生だからといって、3月、4月から過去問に手を出す必要は無いと思います。前期こそ、基本を固めて、自分は何が分かっていないのかを明確にすることが大切です。後期からは過去問等、自分の勉強のウェイトを増やしました。過去問や模試は、ただ解くだけでなく、問題の構造や背景、どうすれば点数のもらえる答案になるか、じっくり考えて向き合うことをオススメします。当たり前のことですが己々自分に合った勉強法があると思います。私の勉強法もその一例にすぎません。「難関大に合格した勉強法」というのは共通のセオリーは有れど、毎年数千とあるわけで、自分に合った方法を見出すのも受験勉強だと思います(但し、少なくとも夏までには形にしておくべきでしょう)。とはいえ、大切なのは「決めたことを淡々とこなす」という極めて当たり前な(それでいて難しい)ことであることにはかわりないということは強調しておきます。
予備校での一年間の勉強は、現役時より知識がついたこともあり、より深く学べたのでとても有意義でした。浪人という時間は、受験勉強にのみ没頭することを許される、ある意味では人生の中においても稀有なものだと思います。折角、「もう一年頑張る」という選択をしたからには、妥協でだらだら勉強するより、楽しんで自分から積極的に学んだ方が良いでしょう。
しかし、そうは言っても長く、苦しい時期だと思います。判定に振り回されそうになったり、誘惑に負けそうになったり、思うように学習計画が進まず苛立ったり、大学に入った友人たちを見て劣等感を覚えたり、負の感情のコントロールは思っている以上に難しかったです。事実、私も途方の無い浪人生活に嫌気がさして、河原を意味もなく散歩してはぼーっと北上川の流れを眺める、なんて事をよくしていました。受験に大切なのはメリハリだと思います。根をつめすぎると、心身ともに折れてしまうので、上手にリフレッシュを取り入れることをオススメします。中ゼミには、幸いなことに、親身になって相談にのってくれる先生方がいます。共に競い合える友人と協力するのも良いでしょう。苦しいときこそ周りの力を借りるべきです。そういった環境があったからこそ合格できたのだと思います。
コロナ禍という特殊な環境下での浪人生活で学んだことは人との関わりの重要性です。勉強というのは個人でするものであり、学力はその人の能力そのものに過ぎない、と今までは思ってきました。浪人すると、より一人での頑張りが問われるのだと思いこみ、一人になろうとした時期もありましたが、ただふさぎこんで気持ちが落ちこんだだけでした。家庭での家族の支え、中ゼミの先生方の手厚いサポート、友人との他愛のない会話がどれほど尊いものであり、一人で頑張ることには限界がある、と知ることができたのが、浪人生活最大の収穫でした。
この場を借りて、予備校の先生方へ感謝申し上げます。本当にありがとうございました。特に、担任として一年間、授業以外でも支えてくださった須藤先生、一からの指導で熱心に教えてくださった地歴の山火・石郷岡両先生には感謝してもしきれません。そして何より、高校時代から共に頑張ってきた友人たち、いつでも温かく応援してくれた家族に感謝します。本当にありがとうございました。
一橋大学 社会学部
瀬川 祥太 さん盛岡第一高卒
まずは合格できて一安心です。現役・浪人通して一橋に一途だったので嬉しいです。思えばこの二年の受験生活はコロナウイルス、共通テストへの移行など、様々な出来事にあふれていました。特に二次試験直前に起こった地震で新幹線が運休した時は、色々ありすぎて逆に笑えてきました。なので受験生でなくなってしまうのは少しさみしいくらいです(笑)。この二年で学んだことは多くありますが、特に印象に残っていることが2つあります。
1つはネガティブな感情は大切だということです。よく目標を決める時「○位になりたい!」とか「○○大学に絶対合格!」という形を目にしますが僕はこれがあまり得意ではなかったので「○○位になったら恥ずかしい」とか「○○大学に落ちたら浪人したのが無駄になる」と考えるようにしていました。熱意あるポジティブな努力目標は見映えしますが疲れてしまいます。人間らしいネガティブで卑屈で僻みったらしい感情も上手に扱えば大きなエネルギーになるのだと知ることができたのは、浪人生活で大いに役立ちました。
2つ目は楽しむことが一番大事だということです。大学合格を目的とするならば中ゼミでの浪人は手段です。しかし、それでは少し味気ない。せっかくラストティーンを勉強でつぶされるなら、面倒なことや意味を見いだせないようなくり返しでも楽しんだ方が絶対にお得です。僕はそうするように意識してから気負わずに勉強できるようになりましたし、成績ものびた気がします。
色々書きましたが、結局合格すればそこまでの過程はあまり関係ないので、これから浪人する方にはぜひ、自分なりの後悔しない一年を過ごしてほしいです。
山形大学 医学部 医学科
中屋 和靖 さん盛岡第一高卒
盛岡中央ゼミナールの講師の皆様方には、時に学習面において、時に精神面において、数々のご指導をいただきました。そして共通テスト、及び二次試験においてそれらを発揮し、合格することができました。本当にありがとうございます。
中ゼミ入学まで、医学部への入学を目指し4年間浪人生活を送っていました。今年はコロナウイルスの流行もあり、自宅での浪人を続けようかとも考えましたが、センター試験から共通テストとなり、対策をしなければならないと考え、中ゼミへの入学を決断しました。
中ゼミには疑問点を気軽に質問することができる講師の方がいました。また自宅での自習では難しい自分の弱点の発見や改善を、受験の専門家である第三者の視点から円滑に行ってくださいました。更に中ゼミには自分と同じように受験勉強をする仲間もいて、集中できる環境でした。
今年ようやく山形大学医学部医学科に入学しました。二度目の大学合格、それも決して短くはない月日を浪人しての合格ということで、正直な所、合格への喜びと将来への不安、そしてこれまで不合格であったことへの悔いが混ざり合っているような心境です。ですが、浪人生活を通して考えたことはどれも今の自分の一部であることは確かであり、それらを中ゼミで、大学に合格できる人間、ひいては社会人になるためのノウハウのいくつかに昇華できたのだと実感しています。本当にありがとうございます。
不合格の悔しさや怖さを覚えている内ならば挽回できます。合格に必要なのは不合格だった自分からの脱却です。次への意志がある内に今までの勉強方法の何かを変えましょう。
盛岡中央ゼミナールがその変化の一助となることを、そして浪人生の皆様が次こそは合格をつかむことを祈っています。
北海道教育大学 釧路校ー教育学部
佐々木 碧 さん盛岡北高卒
受験を終えた今、後期まで気持ちを絶やさずに、最後まで学習に取り組めた自分に誇らしさを感じ、また、今まで支えてくださった中ゼミの先生の方々、家族・友人に本当に感謝しています。
私が後期試験まで、決して諦めずに学習に取り組めたのは、中ゼミでの学校生活を色んな人に助けられながらやり遂げられたのが大きいと思います。入学当初は中ゼミのハードな日程に弱音を吐きそうになりましたが、悩みを聞いてくれる先生方、友人・家族のおかげで前向きに授業に取り組み、一年間という長い期間、諦めずに目標に向かって進み続ける精神力を身につけました。また、先生方がガイダンス他で教えてくれた生活習慣の重要性や、心の落ち着け方、学習方法は、現役時代の力任せの無理ある勉強法を見直すきっかけとなり、長い期間心身共に万全な状態で学習に取り組む原動力になったと思います。
中ゼミの辛い一年は、私の人生において一番諦めずに努力した日々であり、周りの人に支えられた日々です。辛かったけれど、人として非常に成長できました。これから中ゼミに入学する方々は苦しい日々が続くかもしれませんが、そんな時はぜひ周りの人に相談し自身の体を気遣ってください。一年間を乗り越えた自分は、きっと人間として成長し自信を持って前に進むことができるはずです。応援しています。
弘前大学 医学部ー保健学科
田頭 善之 さん盛岡第三高卒
まず、この度弘前大学医学部保健学科理学療法学専攻に合格できたことをとても嬉しく思います。
まずは合格に至った経緯と思い出です。私は高校卒業後滑り止めだった仙台の私立大学へ入学しました。その大学において理学療法を学べるという事にそれなりの楽しさを感じていた私でしたが、心のどこかでは国立大学へ行きたいという想いがあったのでしょう。日に日にその想いは強くなり、大学へ入学してからわずか半年程でその大学を中退し、浪人をする決断をしましたが、その年の入試も惨敗。しかし、まだ諦めるつもりもなく、中ゼミで一年間を過ごすことにしました。つまり私は1.5浪しました。この長い浪人生活の中では当然の事ながら、楽しい思い出よりも辛い思い出の方が多かったです。模試の点数が伸びない、各科目の点数が安定しない、受験期が近づくにつれ、現役生が自分の成績に追いついてくるといったことが不安でしょうがなかったですし、今年は入試改革が行われ、入試がコロナ禍での実施というさらに二重のプレッシャーがのしかかり、毎日のようにそういった重圧と闘っていました。しかし、そんな中でも勉強が楽しいと思えるようになったという思い出があるのも事実です。実際、勉強が楽しいという感情が原動力となり、私はこの長い浪人生活に耐えることができました。合格発表で自分の受験番号を見つけた時は、嬉しい、やっと終わったという様々な感情が入り交じりましたが、一番強く思ったのが、あの時思い切った決断をして正解だったという事でした。悔いの残らない結果に終われて本当に良かったです。中ゼミの先生方、両親、友人等支えてくださった全ての方に感謝しています。
最後に、周りの友達が楽しい人生を歩んでいる中、一年間勉強漬けで苦しい思いをしてまで夢を追い続けるというのはすごい決断だとは思いませんか。そんなすごい決断をした皆さんは強くなるはずです。是非その決断に誇りをもち、その誇りを自信に繋げてこの一年間を闘い抜いてください。応援しています。
サクセスボイス