2021年度 喜びの声【国公立大学】

岩手大学 教育学部

細越 怜 さん盛岡第三高卒

 第一志望の合格を勝ち取れて安心したとともに、苦しかった一年を乗り越えることができて本当によかったと思いました。これも一年間励ましてくれた両親や、熱心に教鞭をとってくださった先生方のおかげです。本当に感謝しかありません。

 昨年、自分は苦手分野の対策を疎かにして、センター本番で壊滅的な点数を取ってしまいました。二次試験で逆転できるのではとも思いましたが、現実は甘くなかったです。正直な話をすれば、こんな自分でも点が取れるなら、余程のことが無い限りは、他の人も点は取れます。結局は、センターでどれだけ点が取れていたかで決着がつきました。実際に落ちたとわかったときは、頭が真っ白でした。こういった体験があったからこそ、二の舞にならないよう、一年間本気で取り組めたのかなと思っています。

 勉強方法については、今年は共通テストが始まるからと言って、新しい参考書や問題集を買い漁って解く、なんてことはしませんでした。たくさん買って見なかったり、やらなかったりするのはもったいなかったので、先生からオススメされたものを少し買って元々持っていたものと合わせて何度も繰り返し解いていきました。個人的かつ極論的な話ですが、結局のところ、どんなテストもわかっていれば解けるはずなんです。「公式・変化・性質を覚えていない」など問題を根本から解けなくする要因を無くすよう勉強して、自分が持つ情報から上手くつなぎ合わせて解答を導く訓練をしていけばいいと思います。

 解法の考え方、見つけ方は人それぞれだと思います。それがその人の思考力であると自分はとらえてます。人と違っても自分は別に大丈夫だと思います。共通テストは全く同じ思考の仕方を求めているわけではないと思うので、盛大な差異や勘違いがなければ、ルートが違っていても終点にはつきます。これからがんばる人たちも、変に気圧されることなく、一つひとつ丁寧に自分の課題をクリアしていって欲しいです。

岩手大学 理工学部

吉岡 拓輝 さん不来方高卒

 この一年は本当に大変でしたが、頑張った分得る物は多かったです。普段の勉強で気をつけていたことは、集中し続けられるように勉強することです。自分自身、集中力があまりないので、勉強の質を上げ、より続けられるように工夫しました。同じ教科だけ勉強をしていると疲れもたまり長く続かなかったので、違う教科でローテーションを組み、時間を決めてくり返し勉強をしました。

 他に勉強で工夫したことは、自分でゴロを作って公式や法則を覚えることです。私は高校の時合唱をやっていました。歌の歌詞はすぐに覚えられるのに、公式や法則は、なかなか覚えられず、高校では苦戦しました。そこで流行りの歌に合わせてゴロを考え、家で歌いながら覚えました。歌以外にも、自分の身の周りの物やゲームの登場人物などでゴロを作りました。自分でオリジナルで作った分、覚えやすかったですし、勉強を楽しみながらすることができました。正直自分の勉強はかなり独特だったのではないかと思いますが、自分なりにやりやすい方法を探すことも良いと思いました。

 一番つらかったのは、共通テストが終わり、前期試験が始まるまでです。今年の共通テストで模試の時に比べ、大きく点数と落としてしまい、大学に受からないのではないかと不安になり、焦りました。そのとき自分を支えてくれたのは高校の同級生でした。最後まであきらめるなと、彼の好きな映画の話で、やる気を出してくれました。結果、最後まで勉強し続け、第一志望の大学に合格することができました。これから、浪人生となる人は、自分を支えてくれる人の存在を忘れず、どんなことがあっても最後まであきらめずに頑張るということが大切だと覚えていてください。共通テストの自己採点は第一志望の大学でE判定でした。本番これだけ失敗をしても、あきらめなければ可能性はまだあります。最後まで、全力で頑張ってください。

岩手大学 理工学部

長谷川 玲央奈 さん秋田南高卒

 まず初めに、この一年間の浪人生活を支えてくれた家族、友人、先生方に感謝の気持ちを伝えたいです。特に県外に行くこと、浪人すると決めた自分を応援してくれた家族には本当に感謝しています。

 去年自分は、国公立大学で不合格になった時点で、合格をもらっていた私立大学に進学するか、浪人して再チャレンジするかの選択ですごく悩みました。浪人しても必ずしも第一志望としていた大学に合格するわけではないということを覚悟して浪人を決めましたが、あの時浪人するという選択をして本当に良かったなと思っています。岩手大志望だったということもあり盛岡にある中央ゼミナールでの浪人に決めましたが、私は中ゼミに来てよかったです。岩手出身の人がほとんどでしたが、たくさんの友だちができて、入試の前日まで励まし合いながら頑張れたのは、周りの人たちに恵まれたからだなと思っています。

 親元を離れて一人暮らしで受験勉強をするのは、大変じゃなかったわけではないけれど、浪人したからこそ得られたこの一年の経験や思い出は、今後の人生においてとても意味のある一年だったと思えると思います。

 大学ではずっと自分がやりたかった防災工学の研究ができるので、今からそれを楽しみに入学までの1カ月過ごしていきたいです。

岩手大学 農学部

近藤 寛人 さん盛岡第一高卒

 まずは春から第一志望の大学に進学することができ、非常に嬉しく思います。浪人を許してくれ、一年間見守ってくれた親、常にサポートし続けてくださった担任の阿部清光先生をはじめ中ゼミの先生方、切磋琢磨しあえた友人達には心の底から感謝したいと思います。ありがとうございました。

 去年の春、予想通りの不合格を手にして浪人が決定しました。高校では勉強していなかったから、しっかり勉強すれば成績は上がるだろうと思う一方、第一志望に合格できるのかという不安は大きかったです。中ゼミが開校するまで、友達と図書館で勉強していたことでいいスタートが切れたと思います。中ゼミでは授業を大切にしました。授業中に眠くならないように毎日8時間以上寝ていました。おかげで日中は眠くならずに集中して勉強できました。河合塾のテキストには良問が載っているので、予習、授業、復習のサイクルを定着させてテキストの問題が解けるようになれば、成績は伸びていくと思います。解けなかった問題にはふせんを貼って、できるようになるまで繰り返しました。

 私は総合型選抜で合格しました。受験するにあたって、親身に面接指導していただき、本番では落ち着いて受け答えができたと思います。共通テストで失敗できなかったので、ひたすら演習しました。共通テスト1週間前からは、いままでの模試で間違えたところを復習しました。間違えた問題の解答にふせんを貼っておくと、見返しやすいのでオススメです。

 中ゼミには、自分の目標を達成するために必要な環境が十分整っていると思います。がんばるかどうかは自分次第です。浪人を決めた皆さんの合格を願っています。

秋田大学 国際資源学部

藤井 祐吏 さん釜石高卒

 一年前、自分が落ちたことを思い出してみると、今年一年間頑張って勉強してきて本当によかったと改めて思いました。合格発表で自分の番号を見たとき心の底から本当に嬉しかったです。僕は1人で集中して勉強をするというのがあまり得意ではないのですが、この盛岡中央ゼミナールに入って改めて基礎を固めることができていろんな発見をすることができました。浪人は最初は辛いものであるけどあっという間です。

 では僕が一年間を通してやってきた勉強方法を簡単ではありますが書いていきたいと思います。まず授業に休まず行く。これが一番大事だと思います。授業は先生方が合格するためのポイントを分かりやすく整理しているものなので、これを無駄にするのは沼に100万円捨てるくらいのもったいないどころの話じゃすまないです。授業をしっかり受けるプラス自分の目標を持ちながら受けると最高だと思います。

 家庭学習や、授業の合間の時間は、まず次の日の予習をやります。その後に復習をしました。予習を先伸ばしにすると後々大変になっていきます。できるだけ授業をやっている感覚のまま予習に移れれば勉強は進みます。復習はちょっとした時間にもできるので、まず予習です。復習をやるにしても期間を設定して小分けにしてやっていくとやりやすいと思います。その繰り返し一択かなと思います。

 最後は時間です。共通テストになって明らかに分量が増えて最初のうちは平気で10分オーバーしていました。しかし先生からのアドバイスを取り入れ、時間を計って解くということを繰り返していった結果、全部時間内に解けるようになり余裕すらできるようになりました。時間設定、是非やってみてください。

 中ゼミに入る皆さん、最初は不安で精神的にきついと思います。ですが浪人するのは一年だけです。さらにあっという間です。しっかりと一人で自分のことをよく考えてみてください。一年間本気で頑張ってみてください。きっといい結果になります。

秋田大学 理工学部

岩谷 和真 さん大館鳳鳴高卒

 2020年4月1日。世間がコロナ禍に見舞われる中、私の浪人生活が始まりました。3日間行われたスタートアップ講座での初授業。緊張と高揚感が入り混じった複雑な心境でした。そして開かれた開講式。副校長の熱い言葉に胸を打たれ、改めて受験への決意を固めました。こうして、私の受験戦争の火蓋が切って落とされたのです。

 前期の授業では、基本的な内容を取り扱いました。高校の時にあやふやにしていた分野の再確認を中心とし、学習のリズムを掴もうと努力しました。私は英語と化学を苦手としており、新しい知識が増えれば増えるほど分からなくなるという負のスパイラルに陥っていました。その後の夏期講習や後期の授業では徐々にペースを掴み、勉強も楽しくなってきました。冬期講習では実践的な問題演習を繰り返し、問題を速く解くように意識しました。今まで時間内に解ききれなかった英語や数学も全ての問題に手を付けれるようになりました。

 共通テスト本番では今までの学習に自信を持ち、周りの現役生に負けるわけがないと強気で挑むことが出来ました。結果は得意科目の国・数・物で8割をとることができてとても満足しています。

 この一年を通して、学力だけではなく、精神的にも成長することができました。また、勉強に集中する期間をつくれたこと、将来やりたいことを見つけることができたことも良かったと思います。

 最後に予備校の先生方をはじめ、サポートしてくれた両親や友人には本当に感謝しています。辛い浪人生活を乗り越えられたのも周りの人達の協力のおかげです。本当にありがとうございました。

サクセスボイス