2021年度 喜びの声【国公立大学】

東北大学 医学部ー保健学科

堀内 華乃 さん盛岡第三高卒

 まず、合格を頂けてとても嬉しく思います。家族や中ゼミの先生方をはじめ、たくさんの人に支えられた一年でした。本当にありがとうございました。

 私は、合格するため、後悔しないために決断力と継続力が必要だと思います。決断力について。私は7月まで自宅浪人をし、夏期講習から中ゼミに通いました。自宅浪人した理由は、授業ではなく自学中心の勉強がしたかったからです。中ゼミに入学した理由は、分からないところを先生に質問できる環境が必要だと感じたということ、1回目の共通テストであり、コロナ禍の受験であったため予備校に通ったほうが情報収集がしやすいということでした。このように何かを変える際には必ず理由を持つようにしてください。加えて、他人のアドバイスは参考にする程度にして、最終的には自分で決めてください。私自身、経験豊富な先生方の意見は貴重だと思い、高校の先生に何度も相談しました。自分で決断することで、目的が明確になり、責任感も強くなります。

 次に継続力について。勉強し続けることで自信にも繋がり、自然と量をこなせるようになります。

 勉強方法に関しては、自分に合っていれば他人と違っていてもそれがベストだと思います。私は、教科による違いはほとんどなく、とにかく問題を解いていました。中ゼミに入ってからは、中ゼミの教材を使うことが多かったです。また、私はマーク形式が苦手で、共通テストの直前のプレまでD、E判定が続いたため、この一年はとても苦しかったです。本番はボーダーラインに届き、二次に挑戦することができました。前期で挑戦するために、私は後期の出願校にもこだわっていました。皆さんも最後まで手を抜かず、諦めないでください。

 最後に、自宅浪人を経験し、中ゼミは何でも揃っているところだとより実感しました。この環境を最大限活かしましょう!!自分自身が決めたことに間違いはないと思います。みなさんが第一志望に合格すること、心から願っています。

茨城大学 人文社会科学部

熊谷 柾希 さん盛岡第三高卒

 今、とても嬉しい気持ちで合格を噛みしめています。この一年間、親身に指導してくださった先生方、経済的に、精神的に援助してくれた両親には感謝でいっぱいです。

 私は前期・後期ともに茨城大学に出願しました。後期はもっと安全な大学にチャレンジすべきでは、とも思いましたが、高校生の時から志望するも到達できなかった茨城大への思いが勝り、こういう決断に至りました。前期の判定はA。「普通にやれば受かるだろう」という甘い考えを持ちながら勉強していたことは、今思えばよくなかったことだと思います。そういう気持ちで25日を迎え、中途半端な解答を書き、3月6日、僕の受験番号はHPに載っていませんでした。このことはかなりショックで、しばらく立ち直ることはできませんでしたが、「まだ後期がある」と思いながら何とか机に向かうことができました。「いかに失敗を引きずらないか」、「いかにリスタートできるか」、口で言うのは簡単ですが、これを実行することは本当に難しいです。

 私は最後の最後で何とか志望校に受かることができました。とにかく油断しないこと、状況を楽観視しないこと、親の思いを汲み取ること、これら3つは意識して生活してほしいです。特に3つ目は大事なことです。両親は子供に第一志望の大学に行ってほしいという思いで、授業料を払い、仕事に励み、弁当を作り、衣類を洗ってくれているはずです。そういう両親の思いを汲み、「ありがたい。頑張らなきゃ。」という感謝の気持ちと、「申し訳ない。早く合格して喜ばせてあげたい。」という謝罪の気持ちを持つことは、合格のモチベーションアップにつながるはずです。

筑波大学 理工学群

櫻田 佳太郎 さん盛岡第三高卒

 私は、現役時代筑波大学をE判定で受験して失敗し、安全圏だと思って出願した後期も落ちて、浪人の道を選びました。中ゼミでは受験で戦うスキルはもちろん、受験に際しての心構えや、学習スケジュールの組み方など、多方面でのサポートを得ることができました。そして、第一志望校にリベンジを果たすことができました。私から、今年もう一度受験に挑む皆さんへ2つ伝えたいことがあります。

 1つ目は、教科別の学習の配分です。私は数学が好きなのですが、最初の頃は無意識にだらだらと数学の問題を解いていました。ですが、特に春のうちは、苦手をとにかく減らすことが大事です。私の場合、勘が鈍らないように1日に3題数学の問題を解くようにして、後は苦手な教科の対策に使うようにしました。“もう一年”と与えられると、まだまだ時間はあると思って漠然とした勉強に陥ってしまいがちだと思うので、現役生に差をつけ、他の浪人生からも抜け出せるように、春のうちから苦手を意識した勉強をしてほしいです。

 2つ目は、息抜きの仕方です。息抜きは誰にでも必要で、その方法はさまざまあると思います。私が息抜きに関して大事だと思うのは、息抜きを“目的”にしないことです。勉強する目的はあくまで“合格”だし、息抜きという確実に得られる喜びのために勉強するようになると、“合格”という不確実な喜びのための努力ができなくなってしまいます。私は夏ごろにその状況に陥ってしましました。“合格”という目的を見失わずに一年間頑張ってほしいです。

 最後に私は化学が苦手で、現役時のセンターも55点、浪人してからの模試でも50~60点台ばかりで、挙句の果てには共通テスト直前演習で34点を取りました。本番まで3週間を切っていました。ですが、間違ったところを落ち着いて地道に潰し続け、本番でいきなり82点に上がりました。直前まで点数が伸びなくても、次が伸びる時だと信じて地道に弱点を潰すことが大事だと思います。成績が落ちこんでも、やるべきことを見失わずにがんばってほしいです。皆さんの受験を応援しています。

千葉大学 工学部

千葉 雄介 さん盛岡第一高卒

 まずは、高2からの目標だった千葉大学に合格することができてもちろん嬉しく、ホッとしました。

 昨年、浪人すると決めたときは、1年で本当に合格できるのか不安でした。この浪人生活の中で、つらい時期もありましたが、諦めなくて良かったと心から思います。1年無駄にしてしまうと感じる人もいるかもしれませんが、1つの目標を達成するために丸1年を費やす機会はそう多くはないはずだし、合格したときにはきっと浪人生活が無駄だったなと感じる人はいないと思います。

 両親や一緒に勉強してくれた友人、熱心に指導してくださった先生方、生徒の代わりに館内の清掃をしてくださった方々すべてに感謝しています。特に自分が浪人することを否定することなく、支え続けてくれた両親には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 この一年間の勉強に対する意識としては、「毎日8割」だった気がします。私個人の考えですが「毎日10割」は体も心も持たないと思っています。もちろん、直前期になれば10割を出す練習も必要ですが、何よりも大事なのは、毎日勉強する体力、精神力、そして健康です。生活リズムを大きく崩すことなく1年を過ごすことが最優先だなと感じました。万が一、体調を崩してしまったら、無理をするのではなく、まずはしっかり治してください。

 最後に、誰かと一緒に勉強するというのも良かったなと思います。高校の友人でも、中ゼミで仲良くなった人でも、互いに高め合える存在が身近にいるのは、刺激にもなりますし、心強いです。正直、浪人生活はしんどいです。けれど、やった分だけ結果は必ずついてきます。諦めずに頑張ってほしいです。

横浜国立大学 理工学部

及川 颯太 さん盛岡第一高卒

 僕は現役の時も今年と同じ志望校でした。多くの人が難しいと言っているだけで東大は実は自分でも入れるのではないかという謎の自信があったのでとり合えず東大コースを選択して必死にくらいつくことにしました。でも時間が足りなかったので一つ一つを丁寧に理解していくことをせずに勉強をこなしていました。そのため模試も本番も全く結果を残せず終わりました。東大以外を受けなかったので浪人することになりました。そして中ゼミに入ることになったのですが、今度は現役時の反省を生かし、一年間という時間をかけて出会った全ての公式や定理、構文、単語の意味や成り立ちを考えて理解するということを最も大きなテーマにして勉強することを決意し、Focus goldを1からすみずみまでやり直しました。それから1カ月は数学をとにかくやりました。公式を定義から導く方法を調べて、時には自分で考えて公式は魔法のようなものではなく、当たり前のものに帰着できるという確信を1つずつ得ていきました。すると今までは数学の問題を見たときに形の近い公式を当てはめるという方法しかできなかった状態から、公式の意味や成り立ちから使える公式を選べるようになり、より複雑な問題を解けるようになり、夏以降の模試では安定して点数をとれるようになりました。数学が分かるようになると物理や化学の式変形や計算もよりスムーズにできるようになりました。

 共通テスト後は過去問をやりつつ仕上げとしてミスを減らす練習をしました。計算の過程を飛ばさずすべて書いたり、スペルミスや文字の抜けの確認を丁寧にする習慣をつけました。本番では自分でも驚く程落ちついてできたので自信はあったのですが英語と国語でなにかミスをしていたらしく、残念ながら東大には合格できませんでした。後期は二次試験が無かったので開示が来た時点で合格は確信していましたし、それより前期落ちた事の方が心残りでしたが実際に横国の合格発表を見て合格したことが分かるとやはり嬉しくないわけではないので後期の出願を考えていてよかったと改めて思いました。

新潟大学 法学部

後藤 笙 さん盛岡第一高卒

 新潟大学に合格できたのは中ゼミで一年間勉強したおかげです。本当にありがとうございました。

 去年の3月頃の私の気持ちはとても沈んでいました。まさか浪人してしまうとは思っていなかったので、とてもショックを受けました。もはや自分の頭ではどんなに勉強しても無駄なのではないかと意気消沈していました。

 しかし、中ゼミで授業を受けて、あまりのわかりやすさに衝撃を受けました。私がいままでわからなかったことがすぐに解決されてしまったのです。中ゼミに入学するとそこで決めました。

 共通テストはセンター試験と異なるところがあり、最初は良い点数をとれませんでした。しかし先生方から勉強法の細かいアドバイスや、質の高い授業によって、最終的にはA判定をとれるようになりました。

 でも、やはり大事なことは肉体面や精神面で健康を保つことだと思います。進学ガイダンスでは勉強法だけでなく、第一志望を安心して受験するために共通テスト利用の私大を受験することの大切さや健康管理の方法なども教えて頂きました。そのおかげで、第一志望校の受験に迷わず臨むことができました。

 また、先生方や友人との交流も私にとってはとても大きな役割を果たしました。勉強しても結果がでない時、進路で迷った時、先生に相談したり友人と雑談したりすることで、不安や悩みはなくなり、前に進む力を得ることができました。

 一年間の中ゼミ生活で学んだことは、人とのつながりの大切さです。受験勉強を通して、一人では何もできないことを学びました。支えてくれる家族や先生方、そして同じ苦労を共有する中ゼミ生のみんながいてくれたおかげで合格を勝ち得ることができました。受験は団体戦です。

サクセスボイス