2021年度 喜びの声【国公立大学】

新潟大学 経済科学部

澤野 祐希 さん盛岡第一高卒

 私は一年間の浪人期間を経て新潟大学に合格しました。第一志望であった東北大学に合格することはできませんでしたが、この一年間が無駄だったということはありません。

 浪人をするにあたり、私が最も重要視したのは基礎の徹底です。どの大学の入試問題でも基礎がない限り到底合格には遠いです。ですので、中ゼミで配付される河合塾のテキストを中心に基礎固めを行いました。このテキストはハイレベルな内容も含んでいますが、基本的な内容も多いので、しっかり行いました。その結果、ある程度成績は伸びていき、自信をつけることができました。

 しかし、苦しい時期もあります。これは人によってそれぞれでしょうが、私の場合は秋~冬の時期にきました。秋まではある程度成績の伸びが感じられたのですが、そこからもう一歩段階を上げることは中々難しいと感じました。この苦境の期間を乗り越える方法は人それぞれでしょうが、わたしはただひたすら勉強しました(笑)。やはり、浪人生には勉強しかありません。

 勉強の結果、昨年のセンター試験から今年の共通テストまでの点数は約1割上昇し、複数の私立大学の合格も頂きましたが、第一志望であった東北大学には落ちました。勉強をすることによって、今まで見えてこなかったものが見えてくるようになる。この経験や知識が次につながるという確信を得られたということです。自分自身が努力を重ねればどのようなことでも着実に上昇していく。この自信は現役時代には得られなかったことです。入試の結果は残念だったとしても、この一年間で得られたことは多く、一年を無駄だとは思っていません。これを読んでいる中ゼミ生の後輩たちも、勉強の結果、合格以外の何かも手に入れられるような生活を送り、この一年間が充実することを祈ります。

新潟大学 理学部

佐藤 陽菜 さん花巻北高卒

 本当に嬉しいです。昨年の3月とても不安な気持ちで歩いた不来方橋を今歩くと色々よみがえってきて非常に感慨深いです。昨年の春はとにかく不安で、「浪人生」という肩書も本当に嫌で、またやる気に満ちていたわけでもなく、勉強をしなければいけないからという理由で勉強をしていました。そんな中途半端な気持ちを変えてくれたのは中ゼミの先生方や友達だと思います。

 私は学校が大好きなので、春から毎日のように20時まで自習して土日も教室やサクセスホールで勉強をしていました。中ゼミに行けば誰かがもう勉強をしていて、夜でも何人か残って勉強をしていて、誰かがいたから私もやらなきゃという気持ちになり自習に励むことができました。特に仲のいい友達とはアプリでお互いどれくらい何の勉強をしているかが見れる状態だったので、それにものすごくやる気をもらってました。だから私は遊ばずに毎日中ゼミに来て春からペースを落とすことなく勉強し続けられました。やる気がない時、点数が伸びず落ち込んだ時は先生方と会話すると自然とモチベーションが上がります。毎回熱い言葉で応援し、大丈夫だと励ましてくださるからです。そんな中ゼミの方々のおかげで勝ち取った合格です。本当に感謝してもしきれません。それに矛盾するようですが、合格の要因はやはり個人の努力に限ります。ずっと勉強を頑張っていたとしても成果が出なくて苦しい時が来ます。その時に「こんなに頑張っているのになんで点数が伸びないんだよ」と嘆くのではなく「まだ頑張りが足りていないから点数取れないんだ、もっと頑張らなきゃ!」と思いながらひたむきにコツコツ勉強することが大切で、目標を達成できてから「自分は努力した」と言えると思います。そういう考えで努力できたことが自分を合格へ導いたのではないかなと思っています。中ゼミの使用時間はトップ3に入るであろう私が中ゼミで過ごした一年は誇りです。本当に心から中ゼミで浪人してよかったと思いました。先生方、事務や清掃員の方、友達、お母さん、本当にありがとうございました。

新潟大学 工学部

加藤 綾乃 さん盛岡第三高卒

 私は二次本番の数学で大きなミスをしてしまい、合格は難しいだろうと思っていたので、合格発表で、自分の番号を見つけた時、信じられない気持ちでいっぱいでした。中ゼミの先生方の授業や様々なアドバイス、家族の支えなしに私の合格は絶対になかったと思います。一年間本当にありがとうございました。春から、新潟大学で新しい生活が始まっても前向きに頑張っていきたいと思います。

 参考になるかわかりませんが、いくつか今年一年で学んだことを書きたいと思います。

<オススメの勉強法等>

数学
①教科書をいちから全てやり直す
②どの考え方を使って解くのかを必ず確かめる
③共テ対策は大問毎に分けて縦に演習する

英語
①単語は覚えていなくても、何度も周回すること
②中ゼミでもらう英語表現テキストの基本例文やイディオム集、高校時の参考書の例文を毎日少しずつ暗記する
③シャドーイング(音読)を中ゼミの長文テキストを使ってやる

その他
①苦手科目には毎日触れる
②些細なことでも疑問点は中ゼミの先生に質問する
③二次の科目・配点まで考慮して志望大を決める
④共テでとにかく高得点を目指す
⑤気分転換も必ずする

<反省点>

勉強以外の悩みと早めに向き合い、自分で考えてみたり、相談したりする。解決しきれなかった問題は、最後の最後まで自分の足を引っ張ったので皆さんも気を付けてください

信州大学 医学部ー保健学科

甲田 しずく さん八戸高卒

 念願の信州大学医学部保健学科看護学専攻に合格することができ、大変うれしく思います。なぜ信州大学にこだわるのかなど周りから言われたこともありましたが、自分の信念を貫き、合格をつかみ取れたことが、自信につながりました。

 現役では、前期・後期・すべり止めで受けた私立全てで失敗し、就職か浪人かという選択をせざるを得ず、就職する勇気もなかったので、浪人させてもらうことを選びました。しかし浪人したことで、もし現役で合格し進学してしまっていたら気づけなかった、もしくは目を瞑ってしまっていたであろう、自分の弱点、直すべきところと向き合うことができたのは、第一志望に合格できたこと以上に、自分自身の成長につながったと思います。

 さて、今年一年、浪人することを決意した皆さんには、ぜひ、自分が本当にやりたいこと、好きなことを見つめ直す機会をもってほしいと思います。文理選択や、志望学部が現役時とはもしかしたら変わってしまうかもしれませんが、一年時間があるのですから、どうせなら自分が一生懸命になれることが何なのか、よく考えて頑張ってください!!

<勉強方法>

 私は、進学校に通っていたにもかかわらず大して勉強もせず、全体的に中途半端な感じだったので、当然現役時、「見たことはあるけど解けない」という失敗をしました。そのため、この一年間、基礎を固めることに重点を置いて勉強しました。

 ①(教科書や参考書などの)例題を解く。
 ②減点対象となる記述もれがないかチェック。
 ③解答・解説は自分の言葉で説明できるようになるまで読み込む。
 ④つまずいたら、すぐに質問に行く!!

大阪大学 理学部

紺野 創太 さん盛岡第一高卒

 前期試験で合格することができて本当によかったです。合格が分かったときは、嬉しかったというよりもほっとしました。一年間様々な面で受験を支えてくださった中ゼミの先生方や高校の先生方、親、友人には感謝の気持ちでいっぱいです。

 現役の時は大阪大学ではない大学を受験し、不合格になりました。得点開示から数学の力が圧倒的に不足していることが分かったのでこの一年間は特に数学を集中的に学習することにしました。浪人生活の早い段階で大まかに学習計画を立てられたのはよかったと思います。

 浪人生活は、自分の想像以上に大変でした。そんな時は、進路や成績に対する不安を、中ゼミの先生方に相談したり、友人と何気ない会話を楽しんだりすることで、乗り越えていけました。その中でも、特に担任の川田先生には非常にお世話になりました。数学での添削指導や質問対応はもちろんのこと、進路や浪人生活での不安や悩みごとなどさまざまなことを相談させていただき、その度に親身になってくださいました。このように周りの方々の支えがあったからこそ、一年間の受験勉強を頑張ってこられたと思います。

<学習方法>

 数学について、前期は、授業テキストをメインに弱点分野の確率や整数、ベクトルと、理系数学では頻出の極限、微積分、複素数平面に絞って『1対1対応の演習』に取り組みました。後期は過去問演習を中心としながらも『医学部攻略の数学』でレベルの高い問題の演習を行いました。決して医学部を志望していたわけではありませんが、先生からの薦めもあり取り組むことにしました。数学の力をつける上で非常に役立ちました。

 英語について、英語は授業のテキストだけで4種類あったので、前期はテキスト以外の学習はほとんどしていません。後期は過去問を中心に演習を多く行いました。

岩手県立大学 総合政策学部

細川 隼靖 さん盛岡北高卒

 正直、こうして大学に受かるまでは浪人したことを後悔し続けていた。夏期講習や冬期講習など、度々支払われる授業料、それによる親への申し訳わけなさ、それにも関わらず伸びない成績、同じ高校だった友だちの近況報告、なんで浪人しようと思ったのかずっと後悔していた。しかし、授業を受ける中で、大学では好きなことを好きなだけ勉強できるということを聞き、そのためならと、自分を動かす原動力になった。それでも思うように成績が伸びず、本番直前になってもほとんど自信がつかなかった。共通テストでも手ごたえはあまりなかったはずなのに自己最高点を大きく更新したし、大学の二次試験でも、だれでも一定以上の点が見込める印象のものだったおかげで、逃げ切る形で受かることができた。そういったことのおかげで、いまだにこれから大学生になるという実感がわかない。しかし、阿部淳副校長先生がよく言っていた、「勝ちに不思議の勝ち有り」という言葉を思い出した。都合の良いように捉えていると自分でも思うのだが、私はこの合格を、その言葉通り、自分へのサプライズプレゼントだと思って、素直に喜んでいきたい。

 勉強法について、私は、授業の中で知識や考え方、公式などを覚え、自習では問題演習を中心に行っていた。その中でわからないことが出てきた時は、ノート1ページ程度に、できるだけ簡潔にまとめ、そのページを切り取っていた。また、自習時間は苦手教科の問題演習に時間を使い、得意な教科はなるべく授業の中で終わらせるようにしていた。授業の中でわからなかったことを一枚の紙にまとめ、それを授業の前に読む程度にしていた。苦手教科については、問題演習の中で大まかに問題に取り組むコツを見出しつつ、細部の覚えていない単語などを書き取るなどして、自習時間の多くを使っていた。

 勉強では、勉強時間の比率など、どれだけ効率良くできるかが一番重要だと考えている。得意教科では手間をかけずに素早く復習できるように、逆に苦手教科には時間をかけてでも確実に実力がつくような勉強方法をできるだけ早い段階で見つけていってほしい。

サクセスボイス