2016年度 喜びの声 【国公立大学】

岩手県立大学 ソフトウェア情報学部

菊池 利和さん花巻南高校卒

この日を待っていました。一年前、現役のとき私は勉強をする習慣がなく推薦で大学に行くことしか考えていませんでした。しかし、結果は不合格でした。「頭が真っ白になる」というのはこういう状態のことなのかと身をもって実感しました。もともと勉強なんかしてこなかった私は当然一般入試に間に合うわけもなく、結果を見ずともわかるような手ごたえしか感じませんでした。それでも、プライドだけはあった私は、大学は国公立でなければ気が済みませんでした。そして、親の承諾を得て浪人することを決意しました。

初めは学習内容も簡単でやる気もあり順調に学習できていたのですが、いつしかやる気は落ちていき授業にもだんだんついていけなくなっていきました。そこで、私が自学自習でやったほうがいいと思ったのは、とにかく家に帰らないことです。つまり、時間ぎりぎりまで中ゼミに残ること、これを私はずっとしてきました。理解できようができまいがやる気を出さなければ始まらないと思い、とにかく設備の良い中ゼミをフルに活用しました。

中ゼミでもう一ついいと思ったのは、先生方の情熱と優しさです。先生方はとにかく優しく、生徒たち全員をなんとか合格させてやりたいという思いがひしひしと伝わってきました。講話では、いつも巧みな話術で生徒のモチベーションをあげてくれました。ここまでしてくれたらあとは自分の努力次第です。やはりいままで頑張ってきた教科は最後には成果が出ます。手を抜けばそれが最後に足を引っ張ります。今回の私はそうでした。やっと受験をしてるという気分を実感しました。とにかく今は、親と先生方への感謝の気持ちでいっぱいです。なんとか合格できました。ありがとうございました。

横浜市立大学 国際総合科学部

佐藤 侑さん青森高校卒

晴れて、横浜市立大学国際総合科学部国際都市学系に合格することができました。ここに到るまでの道のりは正直思い出したくありませんが、振り返らせて頂きます。

まず出身の青森を出て盛岡に住み始めたのはちょうど4月1日でした。はっきり覚えています。岩手大学に進学した友人もほぼいなかったので本当に1人で勉強をスタートしました。はじめのうちは正直適当な私大でもいいと思っていました。しかし、ゴールデンウィークに地元に帰った時、同じ野球部の浪人組が相変わらずストイックに励んでいたのでそこでもう一度エンジンをかけなおしました。そこから今日に到るまで、エンジンは一度も切れなかったので、同郷のみんなには本当に感謝しています。

この一年は、自分を振り返る年になりました。というのも最初は千葉大学を目指していたので、受験校の決定には大きな決断が必要だったからです。実はこの一年、勉強はもちろんなのですが、高校時代にできなかった読書をたくさんしました。映画もみました。その中で自分のやりたいことがくっきりと浮き出てきたので、それだけでもこの一年の大きな収穫になったと思います。

具体的に勉強についても大きな成長ができました。特に数学の土日特講はなるべく全て出席して、ある意味呪っている数学と戦いました。結局センターは2つ合わせて100点くらいだったのですが、正直、もうこれ以上はムリだというところまで頑張れたので全く悔いはないです。むしろ自分では、数学に勝ったと思っています。

後輩たちに伝えたいことは一つです。この辛い浪人生活、勉強に熱中すればするほど早く終わります。やめたいだのどこでもいいだの言ってるとそれだけ長く感じます。だからこそこの一年だけは死ぬ気でやりきってほしいです。

最後になりますが、4月から今まで、今、この文を先生の鉛筆をお借りして書きあげるまで本当にお世話になりました。ここでの一年はしっかりと胸に刻みこんで、大学生活を絶対良いものにします。 先生、お母さん、お父さん本当にありがとうございました。

サクセスボイス