2016年度 喜びの声 【私立大学】

早稲田大学 政治経済学部

伊藤 良渓さん盛岡第一高校卒

こうして中ゼミの合格体験記を書けること、本当に嬉しく思います。授業や個別指導などでお世話になった先生方に、合格の報告をできてよかったです。去年の4月には、早稲田の政経に入ることになろうとは、まったく想像していませんでした。

もともと僕は、語学系の大学を第一志望にしていたのですが、早稲田でなら、語学と、また同じくらい興味を持っていた政治系の勉強との両立が可能そうだ、ということで秋頃に志望を変更しました。突然の相談でしたが、担任の須藤先生はすぐに早稲田の国語対策を始めて下さいました。国語が一番心配だったので、できるだけ多くの過去問を解いて、何度も復習をし、国語に対する苦手な印象を減らしていきました。途中での志望変更とはいえ、政経に入りたいという気持ちでは誰にも負けないつもりで頑張りました。小坂校長の「腹の底から『ここに入りたい』と思う人が最後に勝つんだ」という言葉が頭にあったからです。

試験前日の移動日とか当日は、緊張で勉強に集中できなかったので、今まで使ってきた教材を軽く音読したり、過去問ノートを眺めたりして自分を落ち着かせました。自分の実力を100%出し切れば絶対大丈夫だと、何度も自分に言いきかせて、精神的なコンディションを整えました。

これを読んでいるみなさんはいま、新たな気持ちで中ゼミに入学しながらも、不安とか寂しさとか、複雑な感情を抱いていると思います。僕もそうでした。でも、過去についてくよくよしても、未来について不安になっても、現状は変わりません。いま目の前にあることを、辛抱強く、ひとつひとつ頑張ることが、合格への一番の近道です。中ゼミの先生方についていけば、きっと大丈夫です。心から応援しています。

1.英語 音読を強くおすすめします。何か自分の中で軸になる問題集(長文)をひとつ決めましょう。それを繰り返し解き、そして復習として何度も音読して下さい。僕の場合は旺文社の『英語長文問題精講』でした。この一冊を、一年を通して何度も読み続けました。音読する際には、ただ読むのではなく、文構造や、単語のアクセントなどを意識して読んで下さい。友達に説明できるようになることが、理想です。何度もやるうちに内容を覚えてしまって、意味がないんじゃないか、と思うかもしれませんが、覚えるくらい読み込むことで、その文章で使われている語彙や構文が自然と身についてきます。また、これくらい慣れ親しんだ一冊があると、試験直前に読むことでリラックス効果も期待できます。

2.国語 現代文は、できるだけ多くの文章に触れて、読解力をじわじわと上げるしかないです。僕はディスコースマーカーを意識することで、やみくもに読んでいたころよりも少し読みやすくなったなという感覚がありました。古典は最後まで苦手だったのでなんとも言えません。。。

3.世界史 早稲田の地歴は難問・奇問ぞろい、浪人生有利だ、と思われがちですが、全然そんなことないです。解いてみると、たしかに知らない情報が混ざってはいるものの、知っている情報で選択肢を落とすことができる、という場合が多く、また記述式の問題は教科書レベルです。そのため、現役生でも得点できるような基本的事項での失点が命取りになります。センターレベルの問題でも、あなどることなく、着実にものにしていってください。世界史でも、軸の一冊があると良いです。僕は東進の『世界史B一問一答』を常に持ち歩いて、この内容を覚えることを優先しつつ、授業や模試、過去問などで知った情報をひたすら書き込んでいく、というやり方をとっていました。何かあったら必ずこれを開いて復習する、または書き込む、というプロセスの繰り返しによって、知識を頭に定着させることができました。

早稲田大学 法学部

伊藤 元俊さん盛岡第一高校卒

このたび、第一志望であった早稲田大学法学部に合格する事ができました。担任の吉田勝先生をはじめ、多くの先生方のおかげでこのような結果を勝ちとることができました。ありがとうございました。

この一年で気付いたのは、基礎の重要性です。現役生の時から、「基礎があってこその応用」と言われてきましたが、受験のあせりもあり、どうしても難しい問題ばかりを解いていました。しかし、浪人する事になり、「もう一度最初からじっくりやろう」と思い、毎日単語何語、あるいは日本史の参考書何ページなどを決め、コツコツとこなしました。特によかったのが英語の音読で、すらすらと音読できるようになるにつれ、長文を読むスピードも上がりました。徹底的に基礎を固める事で、多少難しい問題が出てきても推測して解けるようになりましたし、何より、何度もくり返す事で「自分はこれだけやったんだ」という自信を持って本番に臨む事が出来ました。

また、もう一つ、僕が大事だと感じたのが、「悪あがきする」事です。一年間過ごせば、問題が思うように解けなかったり、模試が悪かったりと、「もうダメかな」と思う事が何度もありました。でもそこで開き直って、「やれるだけやってやる」と頑張れたのが良かったのだと思います。

今思えば本当にあっという間の一年でした。改めて、様々な面でサポートして下さった中ゼミの先生方には、感謝しかありません。本当にありがとうございました。

早稲田大学 商学部

大水 翔太さん盛岡第一高校卒

この度早稲田大学に無事合格することができました。支えて下さった中ゼミの先生方、友人、家族に本当に感謝しています。一年間努力してきてよかったと思います。

まず中ゼミに入って良かったと思えるのは、先生方のサポートです。何より精神的なサポートがとても支えになりました。担任の吉田勝先生との面談は毎回励みになり、勉強のやる気が倍増しました。

次に友人たちとの切磋琢磨です。高校の同級生が多かったのでお互い刺激し合いながら勉強できました。時にはみんなで笑い話をしてリラックスをしたり、大学の情報交換したり…。本来あると思われる浪人のストレスを感じず一年間勉強しつづけることができました。

そして中ゼミは自宅から通えるという点がよかったと思います。確かに寮などに入り、東京、仙台などで予備校に通うのも良いかもしれませんが、浪人の費用を出してくれた親のまなざしを感じながら、絶対に落ちてはいけないと思って勉強するのも良いと思います。

この一年間、振り返ってみるとあっという間でした。短い時間でしたが、とても多くのことを学ぶことができました。この勉強だけをすることができた一年は一生の財産になると思います。改めてこの一年、支えてくれた方々に感謝します。ありがとうございました。

英語の勉強法

  • 単語、熟語の暗記(必ず声に出して単語を読む)
  • 速単(Z会)みたいなのを音読、シャドーイング(英文を)30回/日この2つを毎日必ずやる。どちらも声が出るので家でやろう。英語はこの他は赤本解きまくる。あと、加藤先生の添削をやる。そしてやめない。

世界史の勉強法

  • 山火先生を信じて授業に出る。どの教科にも言えるが、特にも世界史のテキストは早稲田レベルにも十分対応してるぐらい優れている。そして山火先生のありがたいお言葉はテストにまんま出てくる!この方がいなかったら僕は早稲田商には受かっていなかったと思う。
  • センター型は知識として入ってこないので基本やらない方がいいと思う。テキスト見つづけていた方が良い。絶対。 国語は未だ勉強法が分かりません。ただ、授業でやった古文のテキストがそのまま早稲田に出て大勝利したので、中ゼミ(河合!?)のテキストを信じればいいと思います。

7:30~20:00の開門から閉門まで中ゼミで勉強し、家に帰って英単語の音読、英語のシャドーイング、布団に入って世界史のテキストを熟読しつつ寝落ち。これがオススメ!

慶應義塾大学 経済学部

芳本 竜平さん盛岡第一高校卒

他の難関国立の方と違って勉強についてあれこれ言える程優秀ではないので、内面について書かせて頂きます。

まず自分の場合、受験の一番の障害となったのは決断の遅さと、目標の欠如でした。高校進学の際も、特別行きたいと思う高校が無く、中学校の担任に勧められるまま受験し、進学してしまいました。しかし、その進学先の学校は生徒の多くが将来の目標を見据え、実現の為に切磋琢磨しているような学校でした。そんな中、目標も無ければ、これと言って他の人より優れた能力も持ち合わせていない自分は落ちこぼれました。課題も満足にこなすことが出来ず、テストは当然一発で受かる訳もなく、再テストをギリギリでパスして単位を拾うような学校生活。二年生への進学時に行われる文理選択の時も、「文転は出来るけど、理転は難しいから理系」という浅い考えで決めてしまいました。そんな意志の無い生徒が良い成績を修められる訳もなく、成績は下降の一途を辿ります。更に悪いことに、低い成績に慣れ始めたのです。「受かる人の方が少ないのだから再テストで受かるだけマシ」「課題なんて完璧に熟せる人の方が少ないし…」「こんな平均点が低くなるようなテストは作る方に問題がある」等々、自分に都合の良い言い訳ばかり並べて現実逃避するようになりました。

そうこうしているうちに学年が上がり、模試の数も増え、授業でも実戦的な内容を扱うようになり始め、受験に向けた雰囲気となってきます。特定大の合格のために開かれる講座に出席しながらも、本気で進学に向けて勉強しているのかと問われると曖昧な返事しか返せませんでした。ダラダラと過ごしているうちにセンター試験の時期が迫ります。結果は特定大なんて箸にも棒にも掛からないようなものでした。特に理系科目は本当に理系の生徒なのかを疑われかねないレベルのお粗末な出来でした。そこで自分は文系へ逃げることにしました。私立の文系の入試まで約三週間、一応勉強はしたものの、結局落ちました。大体高校の三年間、大して出来なかったことが三週間そこらで出来るようにはなりません。

国立は前期、後期共に受けず、同級生達が新生活の話題に花を咲かせる中、浪人生活のスタートを切りました。予備校で文系科目ばかり勉強していくうちに理系よりも文系の勉強の方が好きだということに気付きます。浪人してようやく自分の目標のようなものが見えたのです。

それから後はただ勉強に勤しんだだけなので割愛させて頂きます。ありきたりですが、これから受験、進学をなさる方は、親や教師の意見ではなく、自分の考えに従うことを大切にして下さい。意志がなくても実跡を挙げられる人もいますが、少数派だと思います。大概の人は強い意志と明確な目標設定があって漸く前に進めるのだと思います。そして自分で下した決断は結果の如何に関わらず後を引かずに前に進めるのでは…と思います。自分も一年余計に長く過ごしましたが、現役の時に勧められるままに訳も分からず進学もしくは就職せずにいて良かったと思います。高校での三年間に思う所がないと言えば嘘になりますが、目標の設定と決断の仕方を学べたのは収穫だったと思います。

慶應義塾大学 法学部

今野 駿介さん花巻北高校卒

私はこの度、一年間の浪人を経て、第一志望の慶應義塾大学法学部に合格しました。現役時代、僕は北海道大学に落ち、後期の大学にしか合格することができませんでした。慶應法も、最悪な成績で余裕の不合格でした。出身高校が国公立主義であるため、私立志望ということを受け入れてもらえず、学校の流されるままに大学受験を迎えてしまったというのは単なる言い訳で、100%自分の努力不足でした。

だから僕は、浪人が決まったその日から、全力で勉強することに決めました。毎朝始発で学校に来て、夜8時まで中ゼミで自習をし、その後駅の待合室でも勉強して、夜10時台の電車に乗り、帰宅は11時過ぎという生活を続けました。「私文で3科目しかないのだから、そんなにやる必要はない」という人がいるかもしれませんが、大した成績でもなかった僕は、それだけの勉強量が必要だったのです。その成果はすぐに模試の偏差値80という結果で表れ、最後の模試までそれをキープすることができました。

モチベーションを保てた大きな要因は、模試ごとに貼り出される成績順位表です。性格悪いと思われるかもしれませんが、その表に1位として掲載されているのを見ることはとても嬉しいものでした。ずっと1位で居続けたいというのが大きなモチベーションになったのは事実です。

続いて勉強方法ですが、僕のはとても極端でおすすめできないものですが一応紹介させていただきます。

まず英語についてです。僕が最初に強化しようと思ったのは語彙力です。単語集はたくさん使いました。英検1級、TOEFL用の最難レベルの単語集まで網羅しました。よく言われるのは、分からない単語は前後の文脈で判断しろというものですが、読解力のない僕にはその方法は役に立ちませんでした。知っている単語が多い方が読解のスピードが格段に上がるのは事実で、実際、僕もそれだけで偏差値10上がりました。

続いて地歴です。僕は日本史でしたが、世界史選択の人にも有効であると思いますが、早慶狙いの人だけ参考にして下さい。僕はまず、4月中に、センターで10割安定させられるようにとことん基礎を詰め込みました。いくら早慶が難問ばかりといっても、基礎が出来なければ話になりません。基礎が安定したら、今度は難問対策に移ってください。有効なのは一問一答集です。最低一冊、できれば2冊を完璧にして下さい。そうすれば全統記述偏差値80は下りませんし、早慶の問題も7割は堅く得点できるようになります。

申し訳ありませんが、国語は過去問しかやらなかったので、アドバイスできるようなことはございません。以上が私の勉強方法です。国立志望の方は絶対に参考にしないで下さい。

一番お伝えしたいのは、最も重要なのは授業の予習復習ではなく自学であるということです。それと、積極的に先生方に頼ることです。僕も小論文と英作文の添削でお世話になりました。中ゼミで浪人を決めた方々は、最初から最後まで全力で勉強して、できるだけ高い大学を目指して下さい。自分の責任で浪人しているということを忘れず、いい大学に入って両親に恩返しをするというのがこの1年間です。第1志望校の合格を心から願っています。

岩手医科大学 医学部 医(地域枠特別推薦入試)

佐藤 奎さん盛岡第一高校卒

期待と不安を抱きながら合格発表のホームページを携帯で見て、自分の番号を見つけた時は安堵と嬉しさで顔のニヤケが直りませんでした。19年間で一番嬉しかった瞬間でした。地域枠の推薦入試が終わった直後、不思議と「自分は落ちてはない。合格している。」という自信がありました。それは表情や言動に表れていた様で、合格発表直後副校長に、「合格発表までの一週間、他の受けた人達と違って、自信がある様子だったな」と言われ、いつも自分に自信が持てなかった私が、自信を持つことが出来たんだと改めて実感しました。

このように自信が持てたのも、勉強の面で支えてくださった先生方、勉強だけでなく精神面でも支えてくださった校長と副校長のおかげだと強く思います。そして最も感謝の気持ちを伝えなければならないのは、両親です。「浪人は奎にとってプラスになるから、自分の思う様にやりなさい。その代わり1年で決めなさい。」と医学部進学へと背中を押してくれたこと、そして浪人生活中、毎日朝早く起きてお弁当を作って駅まで送ってくれたことがとても有難かったです。この感謝の気持ちを忘れず、これから始まる大学生活を頑張ります。

最後に、受験勉強において支えてくれた先生方、私自身をしっかり見てアドバイスとやる気をくれた校長、普段の勉強や様子を気にかけてくれただけでなく岩手医科の地域枠に向けての志望理由書の作成と個別面接の指導をビシバシして頂いた副校長、添削をしてくれた先生方そして小論文指導をして頂いた須藤先生、本当にありがとうございました!

私は前期の基礎を固める授業・勉強が大切だと感じました。私自身基礎をおろそかにして後期なかなか点数が上がらず焦りを感じていました。だから、前期の授業・勉強こそ大事にして後期につなげて欲しいです。

また、校長からの受け売りですが、各教科の分野ごとに自分の力を把握してみて下さい。得意分野や不得意分野、得意不得意でもない分野が分かると思います。そうしたら、得意分野はそのまま伸ばして下さい。不得意分野は標準まで伸ばす。標準的な分野は得意分野にするといった様に、分野ごとの力を1ランク上げることを意識して頑張って下さい。ですから分野ごとに問題の難易度を変える必要があります。決して不得意分野の問題に合わせて得意分野の問題の難易度を下げることはしないで下さい。テスト結果の分野ごとの正解率をよく確認して頑張って下さい。

そしてもう一つは、これもまた校長の受け売りですが、計算問題(数学・物理・化学の理論分野)は7割以上解ける問題、3割から6割解ける問題、手も足も出ないもしくは1割から2割解ける問題というように、3種類に分けます。7割以上解ける問題に関しては休み時間等のすきま時間に解いて下さい。最も重点を置いて何度も解いてほしいのは、3割から6割解ける問題です。この解けそうで解けない問題や解けるけど途中までしか解けない問題を解ける問題にするのが点数アップの重要な所です。解答を覚えるのではなく理解することが大切です。

2つの勉強方法を挙げましたが、どちらにも共通することは自己分析をすることです。自分の力を把握して、自分の実力を上げるために合った勉強をして下さい。また勉強している中で分からない事があった場合や自分の力を上げるために合った問題などが分からない場合は、躊躇せず先生方に質問をして下さい。それが自分の勉強への最大限の手助けになると思います。一年間の浪人を有意義に過ごして下さい。応援しています!

サクセスボイス