2016年度 喜びの声 【国公立大学】

東京大学 文科三類

阿部 飛雄馬さん盛岡第一高校卒

まずは、昨年急逝なさいました小坂校長のご冥福をお祈り申し上げます。また、浪人という道を選んだ自分の背中を押し、中ゼミに通わせてくれた両親に感謝したいと思います。

月日が経つのは早いもので、初めて中ゼミに来た時からもう1年が経過しました。これほど1年が短く感じられるのは、中ゼミでのこの1年が非常に濃密なものであったからだと思います。高校時代の私は、本当に実力もなく、ただやみくもに勉強するばかりでした。そして見事に落ちました。浪人するに当たって、私は「懺悔ノート」を作成し、落ちた原因を徹底的に追求して改善点を洗い出しました。同じ失敗を繰り返さないためのこの作業が、今春の成功につながったのだと思います。気持ちを入れ替え、「スタートアップ講座」から受講し、通常授業で前期はとにかく基礎固めを徹底しました。基礎はできていると自負していた数学は授業テキストと中島先生との個別添削でとことん演習を繰り返し、追加で「Foucus Gold」の演習問題を解きまくって、とにかく多くの解法を身につけることに専念しました。また、校長講話で「繰り返し」の重要さを知り、数学に関しては同じ問題を予習・授業・当日の復習・翌日の復習・一週間後の復習・長期休みでの復習の計6回は繰り返して解くよう努めました。元々数学は入試問題レベルではあまり得意ではありませんでした(現役時二次試験9点)が、前期、後期を通じ上述の通りの勉強スタイルを貫き、後期には過去問を中心に演習したおかげで、今年の二次試験では4問中2完2半をすることができました(合っているかどうかは別)

数学以上にこの1年で飛躍的に実力がついたと感じられたのは、国語です。元々現代文は勉強方法もよく分からず、問題の解き方も不明でかなり不安定な科目でした。しかし、担任の須藤先生による授業で要素の抜き出し方、点の取り方を徹底的に教え込まれ、さらに授業内容の添削、夏頃から本格的に始めた個別添削で、解いて、添削を繰り返すうちに不明瞭だった解き方が次第に自分の中で公式化されていき、「答えは全て本文中にある」という言葉の意味が分かるようになりました。現代文で身についた記述力は古文・漢文にも活かされ、苦手意識が強く避けたい衝動に駆られていた国語は、今年の二次試験では全教科のうち一番自信を持って受けられる教科となるまでに実力がつきました。

現役時代に一番やらずに後悔した世界史は、とにかくじっくりと知識を詰め込んでいくことに努めました。何回も教科書を読み、授業を中心に流れと知識の確認を丁寧にやっていけば、着実に実力をつけていける教科だと分かりました。また、山火先生とのマンツーマンの論述指導では、解いたその場で添削をしていただくというやり方が自分にとって非常にやりやすく、すぐに知識の修正、欠けている知識の補正、論の流れなどを指導していただけたので、本当に力になりました。山火先生には二次期に毎日のように論述指導をしていただきました。重ねてお礼申し上げます。現役時の二次試験で良い点数が取れた日本史は逆に少々苦しみました。知識を詰めても東大の場合点にならない、問題史料を見ても分からない点…と悩みましたが、田中先生の非常にユニークで面白くためになる授業で歴史の「流れ」や「因果関係」を意識した勉強に努め、加えて田中先生に論述指導をしていただき、教科書の内容を網羅しました。田中先生の熱烈な指導のおかげで東大の問題に対する対応力がつき、二次試験本番では分からない問題がないほどスラスラと解けるようになりました。田中先生にも毎日のように追い込みをかけていただき、深く感謝しております。

英語に関してはあまり「英語力」自体がついた、という実感はありませんが、阿部先生を始め英語科の先生方の指導のおかげで、東大の英語に対する対応力、特に細かい知識や用法・間違えやすいポイントなどが身につき、しっかりとした基礎が築かれました。英作文の添削などの相談も気軽に受けていただけたので、自分のペースを維持して勉強できました。勉強の成果はすぐに現れ、東大模試は夏にAC、秋にABで、現役時EEEDEに比べてもはるかに飛躍しました。

センター期の話に移ります。冬期講習では苦手なセンター現代文だけ受講し、あとは12月一杯は二次対策を絶やさず、講習のタームに合わせてセンター:二次を5:5→6:4→7:3→8:2で比重を変化させていき、1月に入ってからはセンターに専念しました。目標は840点で、12月までは760~780前後を浮遊しており、加えて2・3週間センターばかりやったことにより精神が疲弊、センター直前は完全にセンターの勉強に飽きてうんざりしていました。しかし須藤先生に国語のピーキングを伝授していただき、本番では大成功、現役時から90点以上伸びて自信をもって二次対策に切り替えられました。

二次期にはとにかく演習。特に阿部先生の英語の演習問題が本番より重めで丁度良く、本番が楽に感じられました。現役時と違い、やるべきこと、やりたいこと、やっておいた方が良いことを全てこなし、一切のやり残しがなく二次試験に臨めました。国語・数学で快進、2日目の日本史、世界史、英語は新傾向の問題でしたが、直前の演習問題の重さに比べればたいしたことはなく、最高の気分で終えました。

しかし自己採点、再現答案作成でケアレスミスが多数発覚、リスニングも18点とふるわず、合格発表までの約2週間、日に日に自信は喪失していき、直前には「間違いなく落ちたな」と思うようになりました。東大への気持ちを半ば失い、しっかり後期対策を行った結果、なぜか合格。本当に、落ちたと思っていたので正直信じられず、何度も番号を確認しました。中ゼミで合格発表を見たので、先生方の喜びを目の当たりにすることになり、感謝の気持ちがあふれてきました。

今年、私が第1志望である東京大学に合格できた最大の要因は、「受験は習慣とリズム」という小坂校長の言葉を実践に移したことだと思います。中ゼミでは高校までと違って時間割が完全に固定されていたため、どの時間に、どの教科を、どのくらい、というおおまかな計画が立てやすく、自分なりのリズムを確立できました。また、非力な自分は自分の力だけでは勉強に身を入れることができなかったため、平日は毎日朝8時から夜8時まで中ゼミに依存、土曜は朝8時半から5時まで中ゼミ、その後8時までアイーナで勉強、日曜は朝8時半から5時まで中ゼミにいた後、帰って走る、という生活をセンター前日も含め二次試験前々日まで貫き通しました。その結果、秋口に楽しいも苦しいも一切の感情が消え、ただ淡々と勉強をこなす”無”の境地に達しました。「習慣とリズム」こそが受験に勝つための必要十分条件であると今強く実感しています。高校時代の私には、浪人など全く頭にありませんでした。まして、自分が浪人することになるとは思いも寄りませんでした。中ゼミに通う前は、浪人という選択が正しいものなのか不安がありましたが、今では最良の判断をしたと思っています。

私には、「東大で箱根駅伝に出る」という夢があります。東大に合格することはその夢の前提にすぎません。その夢のスタートラインに立たせてくれた両親、中ゼミの先生方には本当に感謝しています。もっともっと広い世界を見て、視野を広げ、誰も通ったことのない新たな道を切り拓いていけるような人間に成長し、この恩を返したいと思います。ありがとうございました。

東京大学 理科一類

舘澤 洋希さん盛岡第一高校卒

ずっと憧れ目指してきた東京大学に合格することができ、最高の気分です。私は、東京大学合格を目標として、後期から中ゼミに入学しました。自分の力だけではここまでこられなかったと思います。自信を持って試験に臨むことができたのは、中ゼミの先生方のおかげです。

特に担任の川田先生は、勉強面だけではなく、進路についての相談なども親身になって話を聞いてくださり、精神的でも非常に支えられました。中ゼミは先生と生徒との距離が近く、声を掛けやすい環境だったので、一人では抱え込んでしまうような不安や疑問をすぐに解消することができました。また、高い目標を持った仲間の存在も、自分を高めてくれました。

山形大学 医学部医(一般枠)

大竹 かおりさん盛岡第一高校卒

この1年、多くの方に支えていただいて私は医学部に合格できました。浪人生活が私にとってプラスになったと感じています。私は学習の計画を立てたり、少しでも疑問に思うことがあったりする時、中ゼミの先生に訊くようにしていました。中ゼミは生徒と先生との距離が近く、色々な事を教えてもらうことができました。二次試験に向けて、自分がどの位置にいて何をするべきか把握しながら勉強することができました。

医学部を受験するには高得点必須となるセンター試験ですが、なかなか成績が伸びず苦しく感じるときもありました。しかし、中ゼミの先生は最後まで私を信じて応援してくれました。それも本番に向けての大きな自信になったと思います。本番にベストを出すことができて本当に嬉しかったです。センター試験、二次試験とも試験直前にはテストノートを見直したり、本番と同じ時間割で解いたりしました。色々気になって多くの問題に手を出したくなっても、やるべきことをできる限りしぼることで落ち着いて勉強することができました。間違えたり自信がなかったりした問題を中心に見直すことで少しずつできる問題が増えていったと思います。

二次試験や後期の勉強も私は中ゼミでやっていました。不安な時でも添削でテンポよく勉強したり先生方にたくさんの励ましをもらったりすることのできる場所でした。中ゼミのアットホームな環境が私にとって最適だったと思います。本当に今までありがとうございました。

勉強方法

【国語】センターでは須藤先生に教えてもらった解き方で安定した点数を取れるようになりました。なかなか時間内に解けなかった国語が早く解けるようになり、正答率まで上がるようになりました。二次試験でもたくさんのコツを教えていただき、とても心強かったです。

【数学】授業で難問の取りかかり方を知り、テストで生かすことが出来ました。添削でさらに解答に磨きがかかりました。

【物理】先生に教えてもらったワークで苦手分野をひたすら解きました。何回も解くことで解法が身に付きました。添削では、コンデンサー・単振動についてたくさん見てもらい、相当力がつきました。

【化学】資料集をひたすら読んだり、ワークを解いたりして、分からない所は先生にすぐ聞くようにしました。丁寧に説明してくださったので化学が苦手だった私でも理解が深まりました。

【世界史】授業がとてもおもしろく、歴史の流れをくみ取りながら理解できました。授業で渡されるプリントや資料集を使ってそのまま覚えるようにしました。

【英語】添削で常に長文問題に触れることができ、速く読めるようになりました。授業では受験英語のコツをたくさん教えていただき、難しい問題に対処する力がつきました。分からない問題があった時はいつでも丁寧に説明をしてもらいました。

東北大学 文学部

野澤 雅裕さん盛岡第三高校卒

現役生の時からの第一志望であった東北大学文学部に合格することができ喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。

昨年の3月、私はとにかく不安な気持ちでした。後期で合格した大学か、浪人かを迷いましたが、1年間がんばって東北大学に合格すると決意しました。しかし当初、私の学力は東北大学合格には到底及んでいなかったです。そんな不安な学力を向上させたのは間違いなく合格保証プログラムだと思います。私はP生でなかったら合格してなかったかもしれません。P生の特典で印象的だった国語、数学、日本史について書きたいと思います。

まず国語は担任の須藤先生に数多くの添削指導をしてもらいました。初めは何を書けば点数がとれるのかも分からずテキトーにやっていましたが、添削のおかげでポイントをつかんだ答案作成の極意が自然と身につきました。次に数学では澤本先生に私の壊滅的な数学力を徹底的に鍛えてもらいました。はっきりいって澤本先生に数学を教えてもらっていなかったら落ちていました(笑)。そして日本史は田中先生の授業の楽しさがとても印象に残っています。ただ楽しいだけではなくとても受験に役立つ授業で、阿部君との個別授業ではとても高度なことも教えてもらいました。あと、『楽覚』は無敵なので大学にも持っていきます。

他にも多くの先生方の授業を受け、入試を突破する力を養いました。後輩の皆さんは是非授業を『最前列』で受けて下さい。特に受川先生の倫理の授業はオトクです!最後に私は今回のセンター試験でも失敗してしまいました。自慢のように見えるかもしれませんが、センターまでの模試は東北大文学部の受験者の1~10%以内には収まっていました。しかし本番で本当にその点数がとれるとは限りません。その受験の怖さを本当に思い知らされました。

しかし1年間努力した人、必ず何らかの形で報われると思います。私の場合は、二次力だったと思います。たとえ判定がAでなくとも1年間努力した自分を信じてやり抜けば合格できます。そして予備校に通わせてくれた家族にも本当に感謝しています。

成績のことでケンカになったこともしばしばありましたが、ずっと私の合格を信じてくれた家族の支えがあってこそ合格できたと思います。この1年間で私は大きく成長できました。家族、中ゼミの先生方、沢山の模試を無料でこっそり受験させてくれた澤本先生、そして同じ学部に受かったライバルの一道に本当に感謝しています。ありがとうございました。

追記:静かな自習室でペン回しはやめたほうがいいです。本当にうるさいので他の人の迷惑になりますよ!

東北大学 文学部

吉田 一道さん盛岡第三高校卒

現役の頃から目指していた東北大学に合格し、うれしく思うのと同時に、支えてくれた人たちに感謝したいと思います。ただ流されるままに受験勉強をしてきた高校時代とは異なり、自分は何をすべきか、何が足りないのか、何を伸ばすべきなのかをつねに考えて1年間をすごしたことは、非常に有意義なものであったし、こうして結果を出せたということは、これから先、生きていくうえでの自信にもなると思います。

浪人生活を終えるにあたって、合格保証プログラム生に認定されたことは非常に大きかったと思います。様々な先生からの手厚いサポートは、すべて自分の力とすることができたと思います。専用の自習室で、同じ大学を志望する人やより高い大学を志望する人たちに囲まれて勉強をすすめられたことは良い刺激になりました。個別添削をうけたことや、レベルも質も高い授業をうけたことで確実に力を付けることができたし、様々な大学の過去問やオープン模試での”全国ツアー”を敢行したことも、入試の実戦力を養うのには最適だったと思います。

もっとも校長先生との個別面談はメンタル的に非常に良いサポートとなりました。”Yes,I canの精神””受験は習慣とリズム”といったキーワードから、入試の勝ち方のノウハウを叩きこまれたことは、大学合格の要因の大半を占めているといっても過言ではないと思います。道半ばにして、校長先生が亡くなられたことは本当にショックで、不安でしたが、第一志望合格をもって、校長先生に報告できることにうれしく思います。校長先生はもちろん、担任の須藤先生、教科担任の先生方、親、友人の皆さんに感謝します。ありがとうございました。

東北大学 経済学部

小笠原 侑哉さん盛岡第一高校卒

高校の時からの志望校に合格できたので、本当に嬉しく思っています。中ゼミに入学する前は一年後が遠い遠い未来に思えましたが、今振り返ってみると本当に短い一年間だったと感じています。最初の頃は思うように点数が伸びずに苦労しましたが、気持ちを切らさないように基礎を固めていき、2回目の模試の頃には100点以上点数を上げることができました。

夏が過ぎて後期が始まってからは2次試験対策が本格化し、難しい問題に苦戦して予習復習が厳しくなっていきましたが、進学講話などに刺激を受けてなんとか意識を高く保つことができました。このように、春と秋の2回壁に当たった時に乗り越えることができたのは中ゼミの勉強に集中できる環境や意識を切らさないようにする工夫のおかげだと思っています。

高校とは違い模試の成績上位者は掲示されるため、他の人に対するライバル意識が高まり、大きな刺激になることもありました。また、AOⅢ期を狙おうとする気持ちも良かったのかなと思います。AOⅢ期について最初に先生に言われた時は正直時間の無駄になってしまうのではないかと思いましたし、実際に勉強の時間を割いてある程度準備しなければならず大変でした。

しかし、志望理由書などのために大学や経済そのものについて調べている内に、この大学に行って勉強したいという気持ちを強く持つことができ、点数目標も高くすることで上手くモチベーションが作れたと思います。結果としてセンター試験の点数が足りず、AOⅢ期はあきらめることになりましたが、前期試験に対して良い影響になったと思っています。

この一年間、中ゼミという環境や先生方、そして仲間と一緒に過ごしたことで学力はもちろん、これから過ごしていく上での大きな糧を得ることができたと思っています。4月からは全く新しい環境で過ごしていくことになりますが、この一年間で得たことを有意義に使っていきたいと思います。最後に合格という結果を伝えられることができ本当に良かったです。一年間、短い間でしたがありがとうございました。

サクセスボイス